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Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 講師のコラム

僕は大学7年生! 1年生

2022年6月22日

僕は大学7年生! 第0話

1年前期

私は大学に合格して鼻高々、調子に乗っていた。
入学式はホテルの大きなホールでアパートの隣の人と行った。
高校と規模が全く違って驚いたのを覚えている。

大学といえばサークル。サークルといえば大学。
高校はバドミントン部で選択体育でテニスをやったので迷ったけど、
大学といえばテニスだよな、と思い友達と入会した。
「これから楽しいサークル活動をエンジョイするのだ!」
と思いきやほぼほぼ男性のファミレスでお喋りサークルだった。
テンションが下がった。

あとは自転車競技同好会と手話サークルに入会した。
もともと一人でマウンテンバイクでオフロード走るのが好きだったので
仲間と走れたら楽しいだろうと思ったのだ。
オフロードのエンデューロレースに3回くらい出たかな。
先輩方は体力オバケでバドミントンで鍛えた身体でもついていけなかった。
自転車で仲間と走るのは楽しかった。

手話は高校の頃友達と勉強して50音の指文字をマスターしていた。
初心者より余裕だったけど、内容が面白くなかった。
簡単な曲を手話で表現しようみたいな内容で、
J-POPほぼ聞かない私は曲を知らなかったのだ。

6月頃には自転車サークル以外退会した。

勉強はどうかというと結構苦戦することになった。
高校に比べて10倍難しいとはよく言ったもので、
講義中にすべて理解するのは無理だった。
復習する習慣がなかったので結局テスト前に詰め込むことになった。

一般教養でも調子に乗って国際関係論という難しめの講義を取った。
やはり内容が高度で社会をまともに勉強していなかった私にはキツかった。

結局前期は2科目落としてしまった。
高校で苦手だった数学と物理学だった。
1年生ではそこまで専門科目がなくて助かった。

1年後期

前期2科目落としてしまったのと、
一人暮らしをまともにしたことなくてメンタルを病んできた。

新聞の勧誘の断り方を知らず、
誰かが来るといちいち玄関の扉を開けて対応していた。
「新聞取らなくていいから名前だけお願いします」に名前を書いたり、
「町内会の連絡です」と言った新聞勧誘に騙されたりした。
田舎者が都会に行くときにはそういうのを学習しなければいけないのである。

転機は実験を休んでしまった日。
グループで実験を行うのに欠席したので違うグループに再編された。
そこからもう焦ってしまって食欲がなくなり眠れなくなり。
親から電話がきたときに「もう無理」と正直に現状を言った。

学科長と母と私で面談後、自主休学することになった。
いつでも復帰できるようにするため。
学費は払うけど休んで良いという状況。
埼玉から青森に戻りしばらくは実家で養生してた。
病院にも行った。
眠れないことがものすごく苦痛で薬を処方してもらった。
実家では勉強する気力がなく、
たまに父と釣りに行ったりゲームして遊んだりとヌルい日々を送っていた。

これで2年生は復帰できるのだろうか?

僕は大学7年生! 2年生に進む。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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