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Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 講師のコラム

僕は大学7年生! 4年生

2022年6月26日


4年生になった。
4年生だけど1年間の頑張りでは卒業できない。
実際に大学に通ったのは1年前期と2年前期の半年ずつ。
まだまだ道のりは長い。
しかし、もう迷いはなくなった。
目指す方向が決まり一歩ずつ歩くだけだった。

大学に戻って勉強を始めるが同期はすでに4年生。
研究室で卒業研究中か就職活動真っ只中。
1・2年で履修する科目を再履修する知り合いは一人もいない。
周りはみんな新入生で、私ひとり浦島太郎の状態だった。

ボッチ大学生するのは心細かったため友達を作ることにした。
自転車競技のサークルも2年前期で退会して大学で話せる相手がいなかったのだ。
「何かサークルに入ろう!」
そう考えて4月の新入生向けサークル説明に行った。
体育会系は無理なので文化系のサークルを探した。

「鐵道研究会。これだ!」
早速講義室に入って説明を聞いた。
会員が自己紹介とサークル活動を説明していた。
その中でキッカケになったのは、
「好きな駅は秋葉原です」
という猛者がいたこと。

サークル活動は毎週1回の昼休みの集まりと夏合宿、そして文化祭。
夏休みには山口県の下関駅まで18切符で電車を乗り継いで行ったり、
文化祭では鉄道模型を走らせたり写真の展示をした。
友達よりもオタク仲間という深い絆で仲良くなり寂しさが消えた。

4年前期は、取るべき単位が少なく大学生活を楽しむができた。

4年後期。

前期は2回繰り返したが、後期は今回が初めて。
卒業を焦って1年生と2年生の学生実験を同時に履修する悪手に出た。
週2日午後は実験で週2ペースでレポートを書かないといけない。
化学にブランクがあり、かつ実験レポートを書いたことがなく大苦戦を強いられる。
結局実験は全て出席するもレポートが書けないために単位を落とした。
落単で落胆。

それでも悪いことばかりではなかった。
留年友達ができたのだ。
1年生の学生実験で彼と同じ班になり共同で実験をした。
彼は私より後に入学したが、扱いはともに1年生。
同じ境遇の仲間にも出会えていろいろ相談できた。
二人とも実験が下手で17:00に終わる実験に19:00までかかったこともあった。
それも話の種でよくサイゼリヤで長話をした。

レポートは意味不明だが実験は面白かった。
高校で学んだことを実際に実験して分離したり沈殿させたりした。
実験操作で溶液の色が変わり「理論は本当なんだ」と実感した。
最も面白かったのがカフェインの抽出。
市販のペットボトルのお茶から白色結晶のカフェインを抽出した。
理論上の融点とできた結晶の融点がほぼ一致して興奮したのを覚えている。

5年生に続く。

僕は大学7年生! 5年生に進む。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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