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Cafetalk Tutor's Column

Yuka-t 講師的專欄

99年韓国留学記 ②ケーキもパン屋で

2022年8月1日

今やカフェも充実し、パン屋も豊富な韓国ですが、99年韓国は
そうではありませんでした。パティシエ志望だった私が感じた99年韓国のスイーツ事情を
書いておこうと思います。
当時の韓国はケーキ専門店はほとんどなく、パン屋の端でケーキを売っていました。
생크림(生クリーム)ケーキが出始めのころでしたが、
でもまだ生クリームではなく、ほとんどが植物性のホイップクリームでした
(もちろん牛さん100%の生クリームも後に登場します)。
そして春・夏のデコレーションケーキの上には堂々とプチトマトが載っていた。
パッピンス(かき氷)にもプチトマトが載っていた時代(プチトマト=フルーツだった)。
そしてイチゴ味のかき氷も、アイスもあんこもトマトも混ぜ混ぜ、
きれいにまぜまぜして食べる。キレイにトッピングしてある華やかなかき氷を、なぜあんなに混ぜて1つの味にしてしまうのか。ソース画像を表示
ビビンバをこれでもか!と言わんばかりに混ぜる、あの文化ですね。
カレーライスもまぜまぜして食べる、あのまぜまぜ文化は、食を”目でも楽しむ”日本の感覚とは
違っていて、当初は戸惑ったものです。

さて、スイーツにもどって、
韓国ではカステラやパウンドケーキの類もパンと呼んでいました。
パン屋の片隅でケーキを売っていたので、ケーキ屋さんは当然パン屋さん。
そのパン屋さんでパウンドケーキを買ったときのこと。
フルーツケーキと思しきものを買ったら、トロピカルフルーツの缶詰を入れたらしく
ナタデココまで入っていてた。なんて斬新!
ドライじゃなくて水分たっぷりの缶詰フルーツを使うとは!!

パンの中で好きだったのはもはや”国民のパン”と言ってもいいんじゃないかと思う”そぼろパン”。
クッキーのクランブル生地がのってるパンなんです。

メロンパンほどパンがクッキーできれいに覆われていなくて、
まさにそぼろ状態だからそぼろパン。パン屋さんは勿論、コンビニでも売っていました。
大田の町ではまだ”トースト”も売ってなくて、道で買えたのは、たい焼きや호떡(ホトク)でした。
私はこの호떡(ホトク)が大好きで、バス待ちの時間によく買って食べました。ああ、懐かしい。
大田近くの天安(チョナン)は호두과자(くるみ饅頭)という、小豆餡とクルミ入りの焼き饅頭が有名で、
高速バスに乗ったときにはサービスエリアでこの호두과자(くるみ饅頭)を買うのが楽しみでした。
焼きたてのもみじ饅頭にクルミを入れたような味。
호두과자 に対する画像結果

そして韓国スイーツといえば떡!お餅!もち米で作った餅も、うるち米(普通のコメ)で作った
団子も韓国では떡です。豆が入っていたり、よもぎが入っていたり、ナツメや
栗が入っていたり・・・。もち米かうるち米か、中に具が包まれているか
そとにトッピングされているか、生地に練り込んでいるか、選びたい放題の
韓国餅のバラエティは本当に素晴らしい。お餅屋さんを見るだけでも本当に楽しかった。
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伝統茶も楽しみの一つでした。
だいたい皆が嫌がる수정과(スジョングァ)は肉桂水に松の実と干し柿を浮かべた冷たい飲み物。
好き嫌いがはっきりしますが、私は好きでした。シナモン大好き。
シッケは比較的飲みやすい、お米で作った甘い飲み物です。甘茶ほど控えめな甘さではなく、
冷やし飴に近い味。こちらは缶入りの飲料もあります。
수정과 に対する画像結果식혜 に対する画像結果
今はトゥンカロンや餅ケーキ、バタークリームのフラワーケーキなど、
スイーツも流行の先を行く韓国ですが、、、新しい物も生み出しつつ、
あの頃の懐かしいものも、これからもずっと残っていてほしいものです。

專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。

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