先日、パーソナルファイナンスのお話を聞いていたら、お金がないから大学に行けない、奨学金を借りるのは恥ずかしいことだと思っている、という方が結構いることを知りました。今回は奨学金についてお伝えしたいと思います。
1.奨学金を借りるのは恥ずかしいこと?
奨学金とは借金をするということです。借金というとあまりいいイメージではありませんが、例えば、事業資金を借りてビジネスを始めるとか、住宅ローンを借りて家を買うといういい使い方もあります。
借金にはいい借金と悪い借金があるのです。「投資」としてメリットを生むものであればいい借金。その場しのぎの快楽とか、何も人の役に立たなかったら悪い借金です。
借金をしてでも大学に行きたいか。これは、自分が、あるいはお子さんがなぜ大学に行きたいのか、じっくり考えてみるいい機会だと思います。
2. 奨学金にはこんな種類がある
一口に奨学金といっても給付主、返済あるなしなど、分け方で様々な種類があります。
1) 給付主
大学が独自に給付している場合と、日本学生支援機構など民間団体が給付している場合があります。
2) 返済義務
返済義務のない給付型と、返済しなければいけない貸与型があります。
3) 利子
返済義務がある場合、利子がつくものと、無利子のものとあります。
自分がどの奨学金の給付を受けるかで、給付された後の対応(いくら返さなければいけないの)が変わってきますので、きちんと確認しておきましょう。
3. 注意しなければいけない事
給付型以外の場合、奨学金は借金です。働きながらコツコツ返していかなければいけません。
滞納した場合、財産差し押さえになったり、連帯保証人に迷惑がかかることもあります。就職が決まったら、毎月積み立て貯金をするなど、しっかり返済計画を立てましょう。
そして、奨学金は本来、お金がない人のためのものです。貸してくれるからといって無計画に借りて、後から返済に苦しまないように注意しましょう。
奨学金は、本当に学びたい気持ちを後押ししてくれるとてもいい制度です。賢く活用して、大学時代に得たものをどんどん社会に還元していってください。
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