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Cafetalk Tutor's Column

Meguco 講師のコラム

ていねい手間ひま愛情料理◆栗の渋皮煮

2022年9月29日

こんにちは。Megucoです。

実りの秋、食欲の秋だからでしょうか、最近食べ物の話が続いていますが、今日も食べ物の話です(笑)
先日実家から送られてきた栗を使って、私が大好きな栗の渋皮煮を作りました。

渋皮煮とは、一番外にある固い皮(鬼皮)を剥くと出てくる茶色の渋皮がついた状態で甘く煮たもの。
「渋皮」という名の通り渋さがあるので、何度も茹でこぼして渋さを取る必要があります。
しかも途中で筋などをとってキレイにしたり、火加減に気を付けたりと、時間だけではなく手間もかかります。
自分で作る料理の中で確実に「手間ひまかかる料理TOP3」に入るんじゃないでしょうか。
しかしそうやってできた渋皮煮は渋皮から出てくる栗の風味が強く、「栗を食べてる!」って感じます。
好みはそれぞれですが、個人的には一度これを食べてしまうともう渋皮を剥いた黄色い「甘露煮」には戻れません。
手間ひまかかるとわかっていても、栗をもらうとやっぱり作って食べたくなってしまうんです。
渋皮煮レシピの詳細はこちらからどうぞ。

実家にいたころは、バクバクなにも考えずに食べていた渋皮煮。
そんな私を母はニコニコと眺めて「おいしいならもっと食べなさい」とたくさん出してくれました。


レシピを知った時「こんなに手間ひまかかっていたとは!」と驚愕しましたね。
もったいなくて、ちゃんと味わって食べようと心を入れ替えました。


こんなに手間ひまかけて作った渋皮煮を、出し惜しみすることなく与えてくれた母。
渋皮煮を食べると、母のそんな大きな無償の愛を思い出します。
 
私はというと、作った渋皮煮の半分は皮が破けたり煮崩れてしまったりして不格好だし、もったいなくて「一日一粒ね!」なんてケチ臭いことをを家族に言っています(苦笑)
まだまだなっていませんね・・・
 
作るのに手間ひまかかるぶん、愛情も注がれるのは確か。
ていねいに作ったお料理は、やっぱりそれだけおいしい気がします。
大切な家族に、丁寧に作った愛情料理を、きょうも一粒(笑)

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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