外国語学習者への提言②:え?もちろん作文添削もネイティブでしょ?

ARI T.

どうも! 外国語ペラペラ応援団団長のARI T.です!
ロマンス諸語に限らず外国語学習者に参考になりそう話に突入したのでタイトル変えました♪

皆さん、作文添削もネイティブ講師がベストですよ!
先日、イタリア語レッスンやおしゃべりレッスンを取ってくださるお馴染みの生徒さんとお話していて
「え?なんで?」
と不思議に思ったことがあり、これは多くの方にお伝えしたいと思ったのでコラムに書きま〜す♪
いつも通り、私の私見です。
でも、ご自身の考え方を少し見直してもらえたらな、とも正直思っています。

アウトプットにもいろいろ種類がありますが、
作文も立派なアウトプットです。
先日お馴染み生徒さんと作文の勉強の話になったので、
私はいつもの通り、即座にイタリア人の講師をお勧めしたのですよ。
もう、それは瞬時に。
え?だってそうですよね?


ところがその生徒さんは「え?イタリア人講師に?作文を?どうして?」と。
え〜〜〜??
「どうして?」って、どうして??
と私が言い、となんだか二人で笑い出してしまいましたよw

そして彼女に質問しました。
以下、私たちの会話:
会話はネイティブの講師が良い、と思うでしょ?
思います。
どうして会話はネイティブが良いと思う?
う〜ん、やっぱりネイティブの方が自然な表現を教えてくれるし、、、
そうですよね?
ネイティブの講師の方が圧倒的に自然な表現ができますよね。
はい、そう思います!
じゃあ、作文はどうして日本人講師が良いと思った?
う〜ん、説明を日本語でしてくれるから、わかりやすいので、、、かな?
ほー。
作文を習いたい理由にもよるけど、、、作文だってネイティブの方が自然な表現だと思わない?
え!?あれ!?そうかも!!ww
ここでまた二人でゲラゲラ笑いましたw


私は自分がプロの通訳なので、自分の弱点と強味を客観的に知ることを自然にしているところがあります。
何のジャンルのプロでも同じだと思いますが、自分に出来ることと出来ないことをわかっていないと、
仕事が「自分に出来るか出来ないか」の判断ができません。
仕事のオファーを受けて良いかどうかの判断が出来ないわけです。
自分の今の知識を把握できていないと、勉強の必要不要、要する時間もわかりません。
出来ないことを「出来ない」と言うこと、仕事を受けないことがプロには求められるんですよね。
過大評価は自分の首をしめるし、お客様にも迷惑がかかります。
過小評価もダメだけど、過剰な自信は命取りになります。
そんな思考の癖があるからか、単に文字が好きじゃないからw作文のレッスンはご要望いただいても作らないのです。
会話と作文という二大アウトプットレッスンは絶対にネイティブのレッスンがベスト、というのが私の考えだから、というのが当然ながら第一の理由ですけど〜♪
だって、できるだけ自然な表現を学んだ方がいいですよね?
わかんないけど。
だから一生懸命勉強しているのですよね?
きっと。
もしもそうなら、絶対にネイティブの講師にみてもらって欲しい!
確かに「なぜ?」への回答が「え〜、だってこういうものだから」という場合も多いでしょうw
私ですら「え〜、考えたことないんですけど、こう言うんですよ」と言うことがありますからw
でもネイティブがそう言うのだから、そのまま受け入れるのがベストですよ。

どんなにペラペラでも、
何十年イタリアで暮らそうとも、
ネイティブには敵わないものが絶対にあります。
80年代にローマに移り住み、コーディネーターの会社を立ち上げ、
相当数のテレビ番組や映画の現地コーディネートを手掛け、
NHKのイタリア語講座全体コーディネートもやるような、
イタリア人も舌を巻くほどの交渉力&語学能力の高い尊敬すべき知人ですら
「所詮私は外人だから」と言っています。
まさにプロ!
「作文?え?なんで?そんなの書く機会ある?」とw
私も激しく同意です。

さあ、次回は作文を書くときの注意点についてお話したいと思います♪

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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