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Cafetalk Tutor's Column

Maki..S 講師のコラム

早期英語学習の効果

2022年10月25日

「英語って何歳から習い始めればペラペラになるんですか?」

私が某大手英会話スクールに勤めていた頃に保護者の方からほんとうによく聞かれた質問です。
そのスクールではベビーからのKIDS英会話クラスがあったため、体験レッスンなどに来て下さった際に
「実際のところ、どうなの?」という感じで質問されていたのだと思います。


ある研究によると日本語を母語とする赤ちゃんも、生後約半年頃までは英語のrとlの違いを聞き取ることができているそうです。
ところが日本語に必要のない発音の聞き取りは1年くらいで難しくなってしまうそうです。

そして発声について言えば、生後数日の赤ちゃんの泣き声は世界共通ではなく母国語のアクセントがあるということが研究で明らかになっています。
例えば、日本、フランス、アメリカ、ドイツ、それぞれの国の赤ちゃんの泣き方は違うということです。

聞き取りと発声(泣き方)の母語の干渉が相反しているということは、とても不思議で興味深いことです。

さて、冒頭の
「英語は何歳から習い始めればいいのか」
という質問についてですが、私個人としては

「ネイティブに近い発音にしていきたいのであればなるべく早くから英語に触れることが大切」
「文法については日本語(母国語)の獲得(理解度)に比例していくので、それなりに日本語を理解して
話せるようになってからでも遅くはない」


と考えています。

まず第一歩として「聞くこと」が大切になるので、ご自宅で聞き流しのように定期的に英語を流しておくということはとても効果的だと思います。
お兄ちゃんやお姉ちゃんのレッスンを待っていた下のお子さんが、教室から漏れ聞こえてくる英語を毎週聞いているうちに英語を理解し始めた、という場面には何度も遭遇しました。

こんなことができるようになったら素敵だろうな、と思うことは可能であれば経験させてあげることも
一つの選択だと私は思っています。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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