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Cafetalk Tutor's Column

Toria 講師のコラム

29歳・独身・無職~カナダへの道⑨

2022年11月10日

夢や希望~カナダへの道③
過去は変えられねえ!~カナダへの道④
何かの足しに日本語教師~カナダへの道⑤
揺らぐ牙城~カナダへの道⑥
ちゃっかり!な裏切り者~カナダへの道⑧

1999年の始まり
わたしは、29歳・独身・無職。
次の月には、30歳になろうとしていた。
ただ、わたしにはまだ
大学生という”肩書き”があった。

それでも、新しい年を迎え
”会社に行かない”
”会社に行かなくていいわたし”は、妙な居心地の悪さを感じていた。

大学の日本語教師養成課程のカリキュラムも終盤になり
残すは、教育実習。
わたしは、自分の通う大学の日本語別科で実習をした。

海外へ出た時に
「何かの足しになるだろう…」
そんな理由だけで、始めた日本語教師になるための勉強。
しかし、課程が終わる頃には

いつか、何処かで
日本語教師として、教える事が出来たら…
そんな淡い思いを、抱くようになっていた。

そして、2月半ば
大学でのすべての過程を修了し
あとは3月半ばの卒業式を待つだけとなった。
カナダに旅立つのは4月頃だろうか…そんな風に思っていたのが
わたしのプランなどそっちのけで、カナダで就職予定の日系企業から
「今すぐ飛んで来てほしい!」との要請が。

「一度カナダに来て、また卒業式に帰ればいい」

就職先の日系企業の社長は、呑気に言う。

わたしは、どうにも気が乗らなかったが
夢に見てきたカナダ行き。
ここで、NO!とは言えぬと
2月の内に、一度カナダに渡る事を決めた。

いよいよ、わたしの前には
カナダへの道が見えてきた。

大変かもしれないけれど
きっと楽しいことも、嬉しいことも一杯あるはず!?

しかし
そんな事はない!と
すぐに知る事になる

自分が思っている以上に、カナダへの道は
険しかった。。。


Natalie Merchant - Kind &Generous(1998)

まだ、携帯電話やPHSの普及率が40%前後だった時代。
DOSベースの携帯端末、インタートップやザウルスなどはあったけれど
まだ、アナログと共存していた
そんな時代。
私はいよいよ、日本を離れ
カナダに旅立とうとしていました。
カセットテープに収めていたNatalie Merchant(ナタリーマーチャント)の
この曲を聴きながら~続きを読む

TORIA (o ̄∇ ̄)/

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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