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Cafetalk Tutor's Column

Noritalia 講師のコラム

⑨ CILS最上級C2への挑戦! 〜イタリア語との出会い【初めましてコラム】

2023年1月27日


いつもコラムを読んでいただき、ありがとうございます!イタリア語講師のNoritaliaです。


今回のお話は、イタリア発のイタリア語検定試験CILSの最上級を取ったお話。

どうぞお付き合いください!


前回までのコラム

① 大学でビビビッ! 〜イタリア語との出会い【初めましてコラム】
② 1回目の語学留学 〜イタリア語との出会い【初めましてコラム】
③ 勉強メソッドを見直す 〜イタリア語との出会い【初めましてコラム】
④ 長期留学への試練! 〜イタリア語との出会い【初めましてコラム】
⑤ 音楽院受験 〜イタリア語との出会い【初めましてコラム】
⑥ イタリア在住開始! 〜イタリア語との出会い【初めましてコラム】
⑦ 学生生活と検定、そして帰国 〜イタリア語との出会い【初めましてコラム】
⑧ 通訳養成講座と全国通訳案内士 〜イタリア語との出会い【初めましてコラム】



イタリア語検定試験「CILS」の頂上、最難関のC2を目指す!


CILSと言うのは、シエナ外国人大学が行なっている外国人のためのイタリア語検定。

イタリア政府外務省から公式に認められた語学試験です。

正式名称は、CERTIFICATO DI ITALIANO COME LINGUA STRANIERA


ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられる

ガイドライン、QCERに基づいているので、全ヨーロッパで通用する語学試験。

これを持っていると、イタリアでは大学のイタリア語試験が免除になったりします。


レベルは3種類。それぞれのレベルで1、2とさらにレベルが枝分かれ。

A1、A2、B1、B2、C1、C2という感じです。AからCにかけてレベルが上に。


イタリア留学中にB2(記憶が定かでないのですが、A2だったかも)を取ったので、

C1に挑戦するかなと思ったのですが、C2に照準を合わせました。理由は以下。


❶ C1を取っても次のC2を絶対に取りたくなるはず。
❷ 辛そう。勉強はもちろん続けるけど、級を取るのは1回でケリをつけたい。
❸ 受験料高すぎ。2回も払えない。
❹ C2の人に劣等感を感じそう。個人的に。


その時、C2レベルのイタリア語能力はなかったかも。

でも今まで自分の決めたことは全部やってきました。

だから「絶対に取る」と思ったのです。



CILSのC2、受験当日


CILS受験は本当に大変でした。

一つ一つの所要時間が長いし、出てくる単語の幅が広すぎ。

リスニングはやけに聞きにくいし、記述式。


当日、C2を受けたのは私ともう一人女性の方。

その人は、前回合格できなかったカテゴリーだけ受験したので、

教室を出たり入ったりしていました。


受験番号を書くところに、彼女はイタリア式に数字を書いていて、

(↑イタリア式の1、2、4、7、9は書き方が違う)

イタリアに住んでた人なんだー、受かりそうな雰囲気してるなー。という感じ。


朝に会場に入り、試験を終えて出た時は空は真っ暗になっていました。

会場を出てすぐ、同じくC2を取った友人に電話をかけたことを覚えています。



結果は・・・!

合格発表を見たとき、なんか嬉しさよりも、肩の荷が下りたような・・・。

無事に全部門で一発合格しました。



後日談ですが、その試験会場の方に

「C2に受かったのはあなただけで、初めてのC2合格者でしたよ」

と言われました。じゃあ彼女はまた落ちたのか・・・。


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私のCILS体験については、「過去のCILS受験コラム」で詳しく書いています。

気になる方はお読みくださいね。

CILS (CERTIFICAZIONE DI ITALIANO COME LINGUA STRANIERA)


イタリアでC1を取って仕事をしている日本人はかなりいますが、

C2取得者はやはり数が減ります。仕事するために必要に迫られてC1は取るけど、

それ以上は、本当にイタリア語が好きな人しか受けないんだろうな、と思います。


私の友人の翻訳者はずっとC1を持っていましたが、やっとC2を取り、

そのおかげで翻訳単価を上げることができたたとのこと。

ザ・イタリア。めっちゃ分かります(笑)。


これだけでイタリア語能力を測れるものではないのですが、

CILSの上級を持ってる人はしっかりイタリア語を話す印象はありますね。





プロフィールページで、自己紹介。日本語字幕付きですのでぜひご覧ください♪

Noritalia プロフィールビデオ「4つのスキル、読む・書く・聞く・話すについて」


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ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)


NORIITALIA

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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