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Cafetalk Tutor's Column

YUKI927 講師のコラム

【学校のなぞ】クラス替えってどうやって決めている??

2023年3月31日

みなさん、こんにちは。フィリピン在住のカフェトーク講師YUKIです。

3月も今日で終わり。
日本の小学生のみなさんは、現学年のまとめとともに新しい学年への準備で忙しい時季かと思います。

春休みは現学年の担任が宿題の確認ができる保証がないので、宿題がない学校が多いのではないでしょうか。
しかし、油断は禁物!!!
宿題がなくても、毎日コツコツ学習しておきべきです。

これまで蓄積した知識や学習習慣は、身に着ける時間はかかったのにもかかわらず、
あっという間に消えやすいものです。
日本の教科書は系統的に学習できるよううまく作成されているので、現学年の学習内容はきちんとまとめて知識にしておくことで、次学年の学習がより楽しめるはずです。毎日少しずつ学習することをおすすめします。

さて、みなさん気になるのは、
「次の学年のクラスは誰といっしょかなぁ!」ということですね!!
実は3月の中旬にはもうすでに次の学年のクラス編成は完了しています。
では、どのようにしてクラス編成を先生たちがしているのかを紹介します


3月初旬:担任の先生が自分のクラスの児童の評価一覧を作成
担任の先生たちは、まず自分のクラスの児童の評価をエクセルで一覧にしていきます。
記載内容は
・学力(学力調査の点数)
・走力(50m走タイム)
・リーダー性
・特記事項(トラブルがあった、PTA役員等)
等です。評価がABCだとしたら、AとCについて記載していきます。

3月中旬:他のクラスの評価一覧と見比べて、暫定新クラスを作成
入力したエクセルを印刷し、短冊状に切り分けていきます。
そして、先の項目のA、Cの人たちを先に分けていきます。
どのクラスにもバランスよく入るようにしていくのは、なかなか難しいものです。
次年度のクラス内の様子や、運動会の様子なんかをイメージしながら分けていきます。
学年の先生や時には級外でその学年の授業を見てくれている先生といっしょに話し合いながら分けます。
けっこう楽しい時間です。


3月中旬後半:確定版クラス編成作成後、管理職に報告
だいたい修了式の後に報告会をおこなうことが多いかなと思います。
報告会には校長、教頭、教務、生徒指導主任等が参加します。
暫定版から確定版になるまでは、学年で何度も話し合います。
「どのクラスも自分がもちたい!」という気もちになるまでおこないます。
また、何組にするかというのは、特に新6年生ではかなり重要です。
卒業式で最初と最後に呼名される児童は礼をする大仕事があるので、出席番号も考慮されます。
卒業式で最初と最後に選ばれた児童はすでに前年度の担任に信頼されていた!ということですね。

離任式の日:いよいよ新クラスの発表!
多くの学校は離任式の日、登校したタイミングで次年度のクラスを発表され、靴箱の場所等確認するのではないでしょうか。
4月にきたときに迷わないようにするためです。4月初日の朝はまだ担任が誰かわからないので、困ったときにすぐ助けてくれる担任の先生がまだ近くにいませんからね。


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このように、先生たちは最後まで愛をもって、責任をもって、自信をもって、次年度に子どもたちを送り出します。

ちょっと長くなりましたが、これが公立学校のクラス替えの正体です(^^♪
※写真は数日前に行った、フィリピンのビーチです!フィリピンは常夏です!

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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