サムネイル

【SPI】問題集の選び方【数学IA】

Keisuke.H

今回は真面目。高1生と社会人向けのコラム。
突然だが、自分のレベルに合った参考書や問題集を選ぶのは難しい。

今は書店に行かなくてもネットで簡単に買うことができる。
しかし、参考書や問題集が充実し過ぎてどれを選べば良いのかがよくわからない。
私が心配するのは今の時点で学校の授業が難しく感じる生徒だ。

数学なら一般的に青チャートをやれと言われるが、
分厚い問題集を苦手な生徒がやるにはハードルが高い。
私も数学が嫌いだった高校時代に青チャートに挑戦したことがあるが、
問題数の多さに挫折してしまった。
例題だけでもかなりの量がある。

勿論、今は以前より問題集の選択肢が増えている。
入門問題精講・基礎問題精講などが初心者向けとして挙げられるが、
私の感想としては残念ながらレイアウトが見にくい。

私は参考書や問題集は難易度と見易さで選んでいる。
ゴチャゴチャしたレイアウトは好きじゃない。
例えば、左ページに問題、右ページに解答のようなものが好みだ。
英語長文のように問題の制限時間が書いてあればベストだが、
その条件まで満たしている参考書は今のところない。

SPIの問題集も調べてみたけど上手くまとまっているのは数冊しかない。
レイアウトも好みの問題があるから、
自分で書店に行って立ち読みしてから購入するのが一番良い。

あとは解答・解説が丁寧に書いてあるかどうかもポイントだ。
薄い問題集や教科書傍用問題集は解説がかなり省略されている。
それらは苦手な人が自力で進めるには相当厳しいと思う。
個人的にはその方法は勧めない。
どうしてもそれをやらなければいけない場合は、
誰か教えてくれる先生や講師にわからない箇所を聞きながらやること。

参考書ルートや売れ筋ランキング上位の問題集を選ぶのも一つの手かもしれない。
私はそれらを全部見たことがあるわけではないが、
膨大な冊数の問題集を見たらやる気がなくなると思う。

最初から自分に合った問題集を選ぶのは難しいので、
1冊はお試しで買っておくくらいの感覚が良い。
その問題集のレベル帯を基準に次の問題集を選ぶのが良いのではないだろうか。

保存リストに追加済み

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

コメント (0)

ログインして、コメント投稿 ログイン »
Popular ribbon

出身国:

居住国:

教えるカテゴリ

講師の言語

日本語   ネイティブ
英語   カタコト

Keisuke.H講師の人気コラム

  • 【物理基礎】落下運動の公式の解答

    物理基礎アレルギーのみなさんこんにちは!前回は落下運動の公式が等加速度直線運動の3公式から導ける、というお話をしました。今回はその解答を貼り付けました。なるほど、ほとんど等加速度直線運動の公式の形に...

    Keisuke.H

    Keisuke.H

    0
    15583
    2021年9月18日
  • 円周率、何桁言えますか?

    私が高校のとき、円周率を何桁覚えているかがちょっとしたステータスでした。 教科書にコラムとして円周率の話があり、小数以下100桁まで載っていました。進学校だったので、数学好きな人や暗記が好きな人は、...

    Keisuke.H

    Keisuke.H

    0
    7630
    2021年6月1日
  • 【高3生・既卒生】有機化学で挫折しない

    みなさんこんにちは。 そろそろ受験生は有機化学の中盤に差し掛かって来るころでしょうか。 理論化学・無機化学と進めてきて、最後に有機化学を学習することになりますが、 高校や予備校の授業は早くて暗記量も...

    Keisuke.H

    Keisuke.H

    0
    7107
    2020年9月8日
  • 言語聴覚士の音響学のための数学・物理

    最近、私のレッスンを受けた社会人の方に、言語聴覚士を目指している人がいました。文系が多い資格ですが、音響学だけ理系の知識が必要なため、大変苦労していたそうです。私は音響学は専門ではないのですが、高校...

    Keisuke.H

    Keisuke.H

    0
    6873
    2021年7月10日
« 全講師コラム一覧へ戻る
お気軽にご質問ください!