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Cafetalk Tutor's Column

Kei Schönberg 講師のコラム

東山動植物園ライトアップの撮影に挑戦しました。

2023年5月17日

名古屋市にある東山動植物園は前回のコラムでも写真をアップしたのですが、今回はライトアップされた大温室を撮ってみました。

去年の夏にも夜間ライトアップはあったのですが、あまりの暑さに退避??
今回はリベンジです。

去年の夏クリスタルパレスのように美しい温室をはじめておとずれたときの印象を、フランス語詩にしていました。

今回、まさに苦吟しながら日本語に訳してみました。
日本語で書いてみて、「あれこんなに大げさに表現したかな」という印象です。
もっと身近な表現のつもりだったのですが...

詩の中にでてくるプルメリアは、実際にこの大温室・中央展示室の右側に咲いています。
ピンク色の花が、頭上からカーテンのように垂れ下がって咲いています。
このヤシの木とともに、この植物園が開園したときからあるそうです。
学芸員さんが、「僕の先輩なんです」とおっしゃっておられました。

Mon jardin, tu m’apaises au crépuscule

Mon jardin, tu m’apaises au crépuscule 

Quand la chaleur cruelle capitule.

Après une nuit songeuse chez toi,

Au grand air captivant se perd ma voix. 

私の庭よ、残酷なほどの暑さがついに陥落し、

日が沈むとあなたは私を優しくなだめてくれる。

あなたの庭で夢を見た夜の後は、

その蠱惑な空気の中に私の声が消えていく。


Le soir, je musarde dans des passages 

Où le son qui s’éloigne d’un étiage

S’entend loin hors de la forêt de palmes.

L’essence sombre me réjouit, me calme. 

毎晩私はあなたの庭のヤシの木のむこうから、

潮のひく音が遠くから聞こえてくる回廊をさまよう。

暗闇の芳香が私の喜びであり、私の気持ちを静めてくれる。


Les lotus blancs flottent sur l’eau placide ; 白いスイレンたちが静謐な水の上に浮かび

Les plumérias bourgeonnent, impavides ; プルメリアの花々が平和のうちに花開く。

Seule la joie radieuse m'attendrait ! ただ光り輝く喜びのみが私を待っている。


Les plantes de la nuit reine sacrées 聖なる夜の女王たる草花が

S'étendent en un silence éternisant 永遠に続く静寂の中に広がっていく

Que vous restiez avec moi de tout temps ! あなたがいつも私と共にいますように。




本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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