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「オリーブオイル」と「エクストラヴァージンオリーブオイル」。違いを知って選択しよう♪

今週のテーマ: 健康的な食生活を送るコツ

ARI T.

どうも!
「カタカナ発音を撲滅し隊」隊長のARI T.です!


「オリーブオイルはヘルシー♪」

とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、
オリーブオイル=ヘルシー
というわけではありません。

日本では一般的に

オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸を多く含み
ポリフェノールが豊富
加熱しても酸化しにくい

と知られていますし、
加熱時発生アルデヒドが少ない
というのも魅力です。


でもでも、
エクストラヴァージンオリーブオイル
ヴァージンオリーブオイル
オリーブオイル

この違いをご存知でしょうか?
ぜひ知っておいて欲しいと思うARI T.


な〜んて言ってますが、かくいう私も、

イタリアスローフード協会の
オリーブオイルセミナーの通訳をするまで、
そこまで明確に意識をしていませんでした。



あまり詳細に説明するのは避けますが、

それぞれの呼称に関する規定が、
EU条例で定められています。

日本やEU以外の国はどうなんでしょうね?


エクストラヴァージンオリーブオイル

 オリーブの実を絞って出来たオイル。

 熱を持たせないように、

 ゆっくり臼で轢き圧搾すると

 風味が豊かなオイルが採れますが、

 そうでない圧搾方法もあります。

 いずれにしても、

 化学的分析と風味の分析で、

 一定の基準を満たしたもののみが、

 この名前での販売を許可されます。


ヴァージンオリーブオイル

 上記の分析において、

 基準にみたなかったものの中で、

 二次基準を充すものが、

 この名前での販売を許可される。


オリーブオイル

 オリーブの実を圧搾して採れたオイルで、

 上記2種類の基準に充たなかったものを、

 化学的・生化学的に精製し、

 無味・無臭・無色のオイルを作り、

 そこに、風味つけのために、

 エクストラヴァージンオリーブオイルをブレンドしたもの。

 ブレンドの割合には規定がないため、

 エクストラヴァージンオリーブオイルの割合が、

 10%に充たないものも多い。

 

すごく違うんです。

ですから「オリーブオイル」には、

エクストラヴァージンオリーブオイルのような、
健康への寄与はほぼないと考えて良い、
と、イタリアでは言われています。
生で食べることは、

ちょっと考えにくいです。
オリーブの風味が加わっているという点が、
他の食用油とちょっと違うだけです。
原料はオリーブだけど、
一旦、化学的プロセスを経て、
無味・無臭・無色にされた油が大部分なので。


一方エクストラヴァージンオリーブオイルは、

生食はもちろん、

炒め物にも、

揚げ物にも使えます♪
まあ、熱に強い、酸化に強いと言っても、

170℃〜180℃程度を超えると酸化しますw
だけどアルデヒド発生率が低いから、
やっぱりオススメ♪

ちなみに色の違いは、
地域性や品種の違いに起因するので、
緑が濃いから良いとか、
黄色っぽいから良くないとか、
一概には言えないのでお気をつけあそばせ♪

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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