いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

Toria 講師のコラム

転んでも。~カナダへの道⑱

今週のテーマ: 旅行に役立つライフハック!

2023年7月20日

*カナダへの道【前半】を読む
*いざ!カナダへ⑬
*想像と現実⑭
*未知なる道へ⑮
*でこぼこ道を歩き始める⑯
*落ちぶれた、わたし⑰

「人間パワースポット」を目指す!
YURIATORIA (o)/です。

tarot YURIA先生のコラム
【日本のことわざ】転んでもただでは起きない


今でこそ

Toria
は「転んでもただでは起きない」
転んだら、それさえも私の財産にするのよ~!と
鼻息荒くするほどになりましたが


そうまだこの頃はそんな事を思えなかった。

来る日も来る日も、キューバー人たちと並んでウニの加工仕事をする。
わたしは英語もさほど出来ない上、全く共通語がないキューバー人たちとの日々はカオスだった。
そして
その合間に入る、国内出張。

ノバスコシア州内と言っても、飛行機で1時間のケープブレトン島や
車で片道4時間のカンソー。
隣の州、タイタニック号が沈むニューファウンドランド州の仕事場は
飛行機で1時間半、車で6時間。対岸を見れば、フランス領土の町が見える
わたしにとっては、最果てとも言える町。 

何処に行っても、わたしが想像していた
日本よりもキラキラしているであろうカナダ
キラキラしているであろう仕事、暮らしなどは無かった!

何より、いちばんのわたしの失敗は
「さほど、英語が出来ないのに、よくカナダに来たもんだ!」
これに尽きる!!

自分で言うのも何だが、とてもカナダ社会で通用するような英語力は持っていなかった。

ただただ、受験英語だけをやってきたわたしは
何とか読み書きはソコソコなれど、聞く話すは瀕死レベル。

それなのに
嗚呼それなのにカナダで仕事しようなんて思っていたのだから
相当におめでたい***

しかし、後戻りできないわたしは
転んでも、転んでも、突き進むしかない。
そして、わたしはこの後
いきなり大海にぶち込まれる。

それは、あまりにも悲惨で滑稽で
泣き笑いの連続の日々の、始まりだった… 


Natalie Merchant - Break Your Heart (1998)

やっと、再開! やっと再会!!の「カナダへの道」。
Toriaの30代初め
カナダでの人生を歩き始めた頃を、漢字で表すならば
「苦」に尽きると思います。
苦しみ、苦み。
一大決心をしてやって来たカナダで、こんなにも苦労の連続とは!
いかに、それまでの人生で
苦労と言えるほどの、苦労をしていなかった事に気づいた30代でした。
でもね、それは後々
自分の人生を大きく拓く「原点」にもなりました。
そう! 転んでもただでは起きない…と。

*ジャスト2000年の時
わたしはまだ、自分のPCを持っていなかった。
旅の供はアナログで!
日本から時々送られてくる単行本。それを数冊持って旅に出る。
同じ本を、何度読んだことか…(* ̄▽ ̄)フッ♪ ~続きを読む

TORIA (o ̄∇ ̄)/

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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