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Cafetalk Tutor's Column

Nyx1010 講師のコラム

イタリア語のことわざ - シリーズ2

2024年1月23日

皆さん、こんにちは こんばんは。

カフェトーク·イタリア語講師の nyxです。

 

今日は イタリア語のことわざ について書こうと思います。

 

Cosa fatta, capo ha

 

 

コーザ ファッタ, カーポ ア (日本語を使用した近い発音)

 

 

Commedia で世界中に知られている ダンテ·アリギエーリが創ったことばです。

 

Treccaniにその内容が説明されています。

 

 

歴史的なフレーズで

( [行われたものは元に戻すことはできない]

 つまりはじめにおいて、その効果は成されている)

 

E.マリスピーニとG.ヴィッラーニの証言によると

ためらっているアミデーイと一族を、ブオンデルモンテを殺害して仇討ちを果たすために

説得しようとした、モスカ·デイ·ランベルティによって発言されたとされる。

復讐は、それがグエルフィとギベッリーニの決別の発端となった、

フィレンツェの市民の分裂の原因であった。

 

フレーズは、現在も

過剰な優柔不断や過去にすでに起こったことについての無駄な議論を手短に済ませるため

に使われている。

 

ダンテ·アリギエーリ  -  神曲 インフェルノ(地獄篇) 28歌106 - 111

 

 

 

ダンテ·アリギエーリは 世界史で習うイタリアの人物の中でも

 

特に重要な詩人の一人で、イタリア語の父 と言われています。

 

 

現在の私には、コンメーディアの内容に触れる技量は まだ十分にないのですが

 

それぞれ33歌からなる 3つの篇(地獄·煉獄·天国) で書かれた

 

序となる1歌を合わせて 100歌 で出来ている 叙事詩 です。

 

西洋芸術において、頻繁に現れますが 3 という数字は

 

キリスト教における 三位一体 を表す数字で、その使用には意味があります。

 

 

人生の最後までに、一度は 神曲 を訳してみたいです. . .

 

 

次回のコラムもお楽しみに:-)


本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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