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Cafetalk Tutor's Column

June_ 講師のコラム

A Wish Worth Making

2024年2月4日

こんにちは!英語講師のJune_です(^^)
 
もう昨年のことになりますが、ディズニーの100周年記念作品「ウィッシュ」を見てきました。
映画館でディズニーの映画を見るのはアニメでは「リメンバー・ミー」以来なので、公開前からとても楽しみにしていました。
映画の内容ももちろんよかったのですが、エンディングソングの“A Wish Worth Making”がとてもよかったので、今日はこちらについて書いてみたいと思います。
 
“worth”は「価値がある」という意味の形容詞ですが、“worth doing”のように後ろに“-ing”をとると、「〜してみる価値がある」という意味になります。例えば、“That's worth trying.”のように使うと「(うまくいくかはわからないけど)やってみる価値はあるよ。」のような意味になります。
この曲のタイトルも「(叶うかどうか、結果はわからないけど)願ってみる価値のある思い」のように解釈できます。
実際に歌詞を見てみると、“Even kings and queens daydream to be free from their royal chairs”「王様や女王様でさえ、王座から解放される日を願うものだ」や、“on the edge of breaking”「崩れゆくその寸前で」、“Just waitin' for our day to come”「ただひたすらにその日が来るのを待つ」のように、少し切ない内容が歌われています。
 
幼い頃からディズニーの映画を見て育ってきた私たちの世代からすると、ディズニーといえば「信じていれば夢は必ず叶う」というメッセージが夢を与え、心の支えとなってくれるものでした。
もちろんこのメッセージは大切で素晴らしいものですが、実際に大人になってみると壁にぶち当たり、辛い現実を目の当たりにさせられたり、目標が実現しても新たな困難に直面することも多くあります。
この曲はそのような現実を生きる私たちにとって、「いつもうまくいくことばかりじゃなくても大丈夫なんだよ」と、そっと優しく寄り添ってくれるような曲ではないかと思います。
 
いかがでしたか?
ちょっぴり憎めないヴィランのマグニフィコ王の魅力にもついハマってしまいそうです笑
歌詞の内容にも注目してぜひ映画を楽しんでみてください!
 
“A Wish Worth Making” Julia Michels

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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