京都大学に受かるのに、どれくらい勉強したんですか?①中学〜高校2年生まで編

Tutor Na

こんにちは。

 

今日は、『京都大学に受かるのに、どれくらい勉強したんですか?』というテーマで書いていきたいと思います。

 

家庭教師先で、聞かれる質問ベストワンが「京大、どうやっていかれたんですか?」というものです。

 

なので、少しブログでも紹介したいと思います。

 

私は、中学受験をして中堅校の中高一貫校に通っておりました。

 

やや放任系の中高一貫校ではありましたが、中高一貫校の良さである1年早く仕上げるカリキュラムにのっとって勉強しておりました。

 

当時、学内上位20以内であれば現役で京大の射程圏内でした。

 

なので、めざせ定期考査20位ということが目標でした。

 

大学受験は数学で決まるといっても過言ではないという情報を聞き、中1から数学にかなりの時間を割いて勉強しておりました。

 

その数学の勉強の様子を書いてみると、

 

定期考査対策

・計算テストは必ず満点をとる

・習った例題は、すべて完全暗記するくらいやり込む

→中高一貫校はチャート式、フォーカスゴールドなどを授業で使うと思います。(もしくはそれに類似した参考書。サクシード、今は無くなってしまいましたが、ニューアクションなど)その重要例題は、どの問題も10回くらいは最低でも解いていました。

・定期考査の数学の試験は1時間と時間が短いにも関わらず、問題数がかなり多い試験でした。そのため、高得点を取るために、問題を見た瞬間解けるというところまで完成度を仕上げることを目標にしました。一回解ききっただけではミスも出てくるので、ミスもなくせるよう、間違っていないかの点検時間を残すようにはしていました。

 

また定期テスト1週間前からは他の教科もあって忙しくなるので、定期考査1ヶ月前から少しずつ準備をするのも必須です。

私は運動部に所属もしていたので、存外時間がなく、計画的にしておりました。

 

中高6年間、上記のことを繰り返しました。

京大生の知り合いの中には、私が10回かけてはじめて覚えた問題を、一回で完璧にしてしまうメンバーが 多かったのですが、私はそういう感じは厳しそう??なので、かなり地道に勉強していたと思います。(かなり反復練習をしたおかげか、生徒さんが解かれた解答用紙を拝見すれば、そのかたの習熟度がどれくらいか一発で見抜けます。ここで鍛えられたといっても過言ではないです。笑)

計算を間違えない、公式は完璧にする、重要例題は反射的に解けるまで仕上げたおかげで、数学は6年間、定期考査ほぼ学年1位だったと思います。(全科目の総合順位は6年間学年3位以内でした。)

数学は才能と言われがちですが、地道に計算と、重要例題を解くだけでも、中高一貫校ではそこそこの順位にはなります。

中高一貫校の場合は、中だるみとの戦いなので、中だるみせず、カリキュラムを順当にこなすシステムの確立が大切です。

 

 

夏休み、春休み、冬休みなどの長期休暇

・定期考査で一旦仕上げた重要例題のやり直し

→定期考査では完璧に仕上げたとしても、少し期間が空けば忘れてしまいます。長期記憶にするためにも、定期的に反復練習は必要。

→長期休暇は、かなりの時間を数学に費やしていました。

毎日、一日B5ノート1冊をまるまる使い切るくらい解いていました。

長期休暇あけに自主課題を提出する習慣があったので、夏休みだと数学の先生にノート30~40冊くらい、冬休みや春休みは10~15冊くらいでしょうか、毎休暇ごとに、こなしたノートを持っていっていました。

 

上記を繰り返していれば、学校で習った数学の重要例題はすべて、頭に叩き込めます。習った時だけではなく、その後も定期考査の時と同じ実力をキープできるようにしておくのです。

大学入試は今まで習ったことを一度に聞かれるだけなので、「忘れる」ことが一番の敵です。

東大、京大の2次試験以外は、習った重要例題を再現できればほぼ合格です。

数学の大変なところは、量が多いことです。

中学受験までと違って、公式がやたら沢山あります。

それを、習ったその時は覚えていても、時間の経過とともに忘れてしまうから厄介なのです。

逆に言えば、忘れさえしなければ東大、京大の2次試験以外の問題はこなせます。

そのために、長期休暇では、定期考査で仕上げた数学の重要例題をその後も覚えていることができるように訓練したというわけです。

 

実際、高校3年生秋の河合塾実施の全統模試(記述)の数学試験で200点満点で200点満点(全国1位)を取りました。

 

この時、出題された問題がすべて当時学校の授業で習った問題だったというのもあり、こんなすらすら解けていいんだろうか?と思ったのを覚えています。

 

時間的にもものすごく余ったので、今回はみんな満点だろうなくらいに思っていました。

 

しかし、実際はそうでもなく。

 

数学は、反射的に解けるようになるまで、重要例題をたたき込めれば、模試でもそこそこ威力を発揮します。

 

もちろん、東大、京大入試を念頭に置くならば、思考力もプラスアルファで必要です。

 

しかし、それは基本の重要例題を仕上げて次の段階です。

 

ますは、沢山の公式、重要例題を磨く必要があります。

(もちろん余力があれば、ぜひ思考力も同時並行で身につけていただければ最高ではあります。が、そこまで、通常では難しいと思いますので、まず、何はともあれ重要例題と公式です!)

 

 

長くなってきましたので、高3受験生編はまた、次の機会に書いていこうと思います。

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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