カウンセリングを生活の一部に、カウンセラーのayakoです。
みなさん、いかがお過ごしですか。
今日は、「それはインポスター症候群かもしれません」のお話です。
インポスター症候群という心理状態について、聞いたことはありますか?
私がこの名前を初めて知ったのは、ラジオの人生相談やお悩み相談を聞いていたときだったと思います。
こういう心理状態に名前がついているんだと気づき、興味を持って調べてみました。
なるほどなぁ、と納得した記憶があります。
インポスター症候群とは、簡単に言うと 「自分の成功や実績を正当に評価できない心理状態」 です。
「自分は実力がないのに、運や周りのおかげでうまくやっているだけ」
と信じ込んでしまい、自信を持てない状態のことを指します。
実際には成功していて、評価されているのに、
「それは自分の実力じゃない」「周りのおかげ」「たまたま運が良かっただけ」
と、自分の成果を過小評価してしまうのが特徴です。
こういった心理状態に陥る背景には、「自信のなさ」があると思います。
ただ、自信がないこと自体は必ずしも悪いことではありません。
むしろ、「自信がないからこそ、しっかり準備をする」「練習を重ねる」など、
努力につながることも多いですよね。
しかし、成功しているにもかかわらず過剰に自信がない状態が続くと、
精神的に辛くなり、生きづらくなってしまいます。
インポスター症候群に陥ったとき、まず 「今、自分はこの状態になっている」 と気づくことが大事です。
たとえば、
•うまくプレゼンを終えたのに「自分はダメだ」と思ってしまう
•営業成績を達成したのに「これは実力じゃない」と感じてしまう
そんなふうに、自分の考え方のクセに気づくことが大切です。
「自信が持てたらいいな」と思っても、無理に自信のなさを消そうとする必要はありません。
まずは、「これは自分だけじゃない」 と理解すること。
インポスター症候群という名前がついているくらい、多くの人が経験する心理状態です。
感情を消し去ろうとするのではなく、まずは 「こう感じるのも自然なこと」 と受け入れることが大切です。
これが、いわゆる 「ネガティブな感情との共存」 ですね。
私がおすすめしているのは、スマホやパソコンから離れて客観視をする
「書き出すこと」 です。
•自分の気持ち
•実際の成果
これらを書き出すことで、ノートを通じて自分を客観的に見る ことができます。
ノートに書かれた自分の言葉を眺めることで、「自分は思っているより頑張っている」と気づくこともあります。
また、周りの人に話してフィードバックをもらうことも効果的です。
•職場なら → 上司や同僚と話す、ワンオンワンの時間を活用する
•日常生活なら → 家族や友人に話す
ただ、家族や友人は自分に寄り添ったアドバイスをしてくれるので、
本当に客観的な意見を聞きたい場合は カウンセラーやセラピスト に相談するのも一つの方法です。
カウンセラーやセラピストは、自分を知らない第三者だからこそ、
より客観的な視点で話を聞いてくれます。
こういった 「客観視の習慣」 を持つことで、
「本当は自分はちゃんとできている」「成果も残しているのに、なんで自信がないんだろう?」
と、少しずつ気づくことができます。
完全にこの心理状態がなくなるわけではありませんが、
習慣的に客観視することで、「またいつものパターンだな」と冷静に対処できるようになります。
•インポスター症候群とは? → 自分の成功や実績を正当に評価できない心理状態
•自信のなさは悪いことではない → でも過剰に持ちすぎると生きづらくなる
•まずは気づくことが大切 → 「今、自分はこの状態になっている」と認識する
•感情を消そうとしない → 「これは多くの人が経験すること」と受け入れる
•客観視する習慣を持つ → 書き出す、フィードバックをもらう
無理に「自信を持とう!」とするのではなく、
まずは自分の気持ちを受け入れ、客観的に見てみること が大切です。
今日は「それはインポスター症候群かもしれません」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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