いつだったか、ジョン・レノンのインタビュー記事を読んでいて、
「いいお父さんなんだろうな」
と思ったことがあります。
その一言とは
「バカはさんざんやりましたよ」
毎日子育てに取り組んでいたら、いつも完璧な親でいられるはずはありません。自分のことを「毎日いいお母さんです」「24時間いいお父さんです」なんて言う人がいたら、誰も信用しないでしょう(笑)
レノンは自分がやったことをちゃんと振り返っているからこそ、こうしたフレーズが出てきたのだと思います。
私はそれを読んだ当時、まだ子どもはいませんでした。はるか昔のことで、出典を出せなくて申し訳ありません。音楽系の雑誌だったと思いますが、日本語で読んだことだけは覚えています。ディテールが違っていたらごめんなさい。
子育てでうまくいったことはシェアしよう
当然私も「バカはさんざん」やってきました。ただ、これはできた、と思うこともあります。
うちの子どもは今大学生ですが、毎日のように「ありがとう」と言ってくれます。自分が悪かったと思えば「ごめんなさい」と言います。
私はそれを要求したことはありません。
しかし、幼いころから意識してやってきたことはあるので、今回はそれをシェアしたいと思います。
子どもは親の背中を見て育つ
昔からのことわざというのは、シンプルに真実を言い当てているものが多いですね。
「子どもは親の背中を見て育つ」もそのひとつ。
「ありがとう」「ごめんなさい」が自然に出てくるようにするためには、周りの大人が日常的にこれを言うのが一番です。
信頼関係を作るために
大人同士ももちろんですが、私は子どもにも、言うべきときは言うようにしていました。
「ありがとうね」
「あ、ママ間違えたね。ごめんね」
子どもに謝ったりしたら、親の権威がなくなる!と思う人もいるかもしれません。しかし「権威」とは何でしょうか?
それについてはまた改めて書きたいと思います。とりあえず、「信頼」という土台がなければ「権威」が建たないのは自明のことかと思います。
そして、自分が間違えたことを認めない人間は誰からも信頼されません。
親も例外ではないでしょう。
子どもとの約束を守る、とは?
信頼関係を育むには、約束を守ることも大切ですね。
大人は約束を変えても「事情があるから仕方がない」とわかってくれますが、幼い子どもはなかなかそうはいきません。成長するにしたがって、わかるように説明すれば理解できるようになるでしょう。
私は、子どもとの約束は全力で守るようにしていました。
逆に言えば、守れそうもない約束はしないということでもあります。
楽しみにしていた約束を反故にされたら、大人だってとってもがっかりしてしまいますよね。
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