日本語・韓国語講師の Hayoung_Eiko です ^ ^
先日、こんなニュースを見かけました。
関東や東海の一部で、
ほたるが飛び始めているそうです。
九州では、
そろそろ見頃に近づいている地域もあるのだとか。
「ほたる前線」という言葉まであることに、
なんだか少し驚いてしまいました。
桜前線のように、
小さな光も、少しずつ北へ向かっていくんですね。
ほたるって、
ちゃんと見ようと思うほど、
逆に見つからなかったりしませんか。
「いた!」と思った瞬間には、
もう光が消えていて。
でも、少し暗闇に目が慣れてくると、
川辺の奥のほうで、
また、ふわっと光る。
その控えめな光り方が、
どこか“言葉”にも似ている気がしました。
強く残そうとした言葉より、
何気なく交わした一言のほうが、
あとからふと思い出されることがあります。
ちなみに、ほたるは
とても繊細な生き物として知られています。
強い光が苦手なので、
スマホのライトやフラッシュは控えたいところ。
静かな水辺を好むため、
きれいな川や豊かな自然がある場所で、
そっと命をつないでいます。
だから、ほたるが舞う風景は、
ただ美しいだけではなく、
その土地の自然が守られてきた証でもあるんですね。
よく飛ぶのは、
蒸し暑くて、風の弱い夜。
梅雨の少し手前。
昼間の熱が、まだ空気に残っているような夜です。
ああ、もうすぐ夏なんだな。
そう感じる季節が、
今年も近づいてきました。
余談ですが、韓国語では、
ほたるを「반딧불이」と言います。
小さくきらめく光が、
そのまま言葉になったような
響きまで、どこか可愛らしい言葉なんですよね
昔、韓国ドラマで、
夜道にほたるが舞うシーンを見たことがあります。
派手な場面ではなかったのに、
不思議と今でも残っています。
ほんの少し光っただけなのに。
これからの季節、
もし夜道で、小さな光を見つけたら
急いで写真を撮る前に、
少しだけ立ち止まってみるのも
いいのかもしれません。
光っている時間より、
“見つけた記憶”のほうが、
長く心に残ることもあるからです。
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