いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

Rintaro 講師のコラム

これって丁寧な・失礼のない英語表現ですか?

2016年8月23日 | 2 コメント

という質問を生徒さんからよく受けます。僕がレッスン内で紹介するものから生徒さんご自身が耳にしたものまで、その出処は多様なのですが、とりあえず一貫しているのは「失礼のない、普段日本でお仕事などをしている時に使う日本語を訳したような英語表現」を学びたい方が非常に多いということです。

 

英会話学習においてこれがいかに的外れであるかを今回はお話したいと思います。理由を考えてみましょう。

 

1.            英語人口、特に僕がいたアメリカでは「~と話しているのだから口調・言葉遣いをすっかり変えなければいけない」といった文化がほぼありません。「ほぼ」といったのは皆無ではないからです。ただ日本人が意識するようなレベルでは全くありません。

 

                一つ例を。僕はアメリカで1年、メンタルヘルスクリニックで勤務していたわけですが、大学院卒、ということで勤務開始時から既に僕の下につくソーシャルワーカーの方がいました(もちろんずっと現場で働いてきた方々です、逆に僕が教わることしかありませんでしたが・・・)。身分的には僕がSupervisorですからMr. + 僕の苗字で呼ぶのが普通、と皆さんは思われるのではないでしょうか。日本語の「苗字+さん」的な感覚ですね。そんなことありません。ずっとRintaro、と呼ばれていました。

 

                こちらのクリニックには所長がいました。英語での肩書はDirectorです。偉そうですねぇ。彼の名前はCraig Valoneというのですが、彼をMr. / Director Valoneと呼ぶ人など一人も居ませんでした。皆さん口をそろえて「Craig!」でした。彼に対する挨拶の表現も他の同僚にするものと何一つ変わりません。言葉遣いも同様です。

 

           そういった文化で話されている言語です。日本のように「非無礼ありき」とは別次元なわけです。つまり日本語的な話し方を学ぼうとするのはお門違いとさえ言えます。

 

2.            1.に直接関係あるのですが、日本語的な話し方をしてしまおうとすることにどういったデメリットがあるか。

 

距離を感じる表現に聞こえてしまう。

 

ということです。もちろん理解はしてもらえますが、英語ネイティブからすると「そういった表現方法はしないんだけどなぁ」とか「やたら堅い話し方をするんだなぁ」と思われてしまうことでしょう。

 

 では対策方法は?口語表現を学びましょう。言語学者はFormal languageColloquial Language、そしてSlang、という区分をします。一つの言語内(例:英語、日本語など)に存在するグループ分け、というべきでしょうか。Formal languageは文書でも公の場所でも通じる、文字通りフォーマルなもの。それがSlangに向かうにつれてより「普段の会話で使われる」表現に変化していきます。

 

 僕個人としては日本人の皆さんはこれらColloquial languageSlangを学ばれたほうが良いと思います。理由は上で説明したとおりです。例えば句動詞などはどうでしょう。非常にシンプルな動詞+前置詞で構成される表現ですね。Give + inGive + outGive + off、そしてGive + awayなどがそれにあたります。これらの句動詞、辞書を引かずに意味がわかりますか?会話で自在に使うことは?何文字からもなる難しい単語を知っていることはそれはそれで良いですが、英会話上達を目指されるのであればこういった表現に注目してみては?

 

 活きている英語に触れましょう。映画を見ましょう。ニュースを見てください。実際にネイティブと話しましょう。ベストセラーの参考書が束になってかかっても教えてくれない非常に価値のある体験となるでしょう。真似をしてください。ネタを仕入れたらそれを使う癖をつけましょう。実践、実践、実践です!ノートに書いている暇があったら発言する!ですね。

  

 こういった実践を目的としたレッスンを僕は複数教えています。代表的な存在は「英語でなんでも好きなこと!」ではないでしょうか。そして最近非常に好評を頂いている「あの映画の英語!」も良いでしょう。そしてこれらのレッスンで学んだことを他の講師(願わくばネイティブ)で試してみては?教わったことを大切にしまっておいても何も意味はありません。実践、実践、実践!それではレッスンでお会いできるのを楽しみにしております。

お気軽にご質問ください!