思考パターンの改善とは?

Machika

 私たちは本来、出来事、物、人など、外部の物を受け止める時には、無意識に自分の中のポジティブな脳内情報とネガティブな情報、両方の影響を受けます。

 子どもの時に親に怒られて「これは良くないことなんだ」と学んだり、走って転んで痛い思いをして転ばないように注意するようになります。そうやって成長しながら、自分の経験や知識などに基づいて安全や危険、善悪、益不利益を判断したり、信頼するかしないか、安心できるか危険なのかなど、自分なりの思考の基準、受け止め方が出来上がっていきます。ポジティブな経験を通してみれば、より楽しくより良いものとして感じられたり、ネガティブな経験により注意が喚起されて問題を回避したり危険から逃げたりできます。同じ状況や物を見ても、人それぞれ感じ方や受け止め方が違ってくるのはそのせいです。

 どことなく友達と似た人に会って、初対面なのに親近感がわいてすぐに仲良くなったりすることもありますよね。そういったプラスになる影響ばかりであれば良いのですが、マイナス面が強くなりすぎて無意識に過度に自分を守ろうとし、積極的な行動を邪魔することがあります。そうすると、心配や不安、抑うつ、自尊心の低下などの原因となったり、症状を悪化させかねません

 誰だってネガティブに考えたいわけではありません。ですが、自分の思考パターンが知らず知らずのうちにマイナスに偏ってしまい、いつもマイナス思考パターンを用いて物事を受け止めるクセがついてしまうことがあります。そうなるとなかなか抜け出せません。ポジティブに考えようと思っていても、ふと気がつくと、くよくよ考えてしまったということはないでしょうか。そこで、意識的にそれを改善させていこうというのが「思考パターン改善レッスン」です。

改善のための方法はたくさんありますが、どれも継続して続けていくことで新しい思考パターンが定着し、効果が長く続いていくことにつながります。自力でどうにもならないと感じたら、ぜひ一度お試しください。

 

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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