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Cafetalk Tutor's Column

中村勇太 講師のコラム

よく読んで、よく歌い、よく考えて弾く

2017年4月13日

今日も...今日も、レッスンにあった曲です。

民謡の変奏曲は楽しいですね。

ただしパガニーニとかの特殊な技術にならない限り、

基本的にヴァイオリンの変奏は決まったパターンばかりの気がします。

最近、よくある質問は「音がきれいになったのになんで上手にならないか」です。

音程もあっている、音色も雑音はない、ヴィヴラートもかかっている、音価もすべて機械のように揃っている・・・なのになぜ?

イントネーションであったり、音価の問題が大きい人が多いと思います。

正確に弾く、そのために練習します。

しかしながら、PCのソフトに楽譜を打ち込んだときのような音源は誰も目指していないでしょう。

もちろんプロの手にかかれば打ち込み音源も味付けはできるでしょうが、そこは人の脳です。

付点のリズムとか、守らねければいけないのに守るのが難しい音価もあります。

でも、16部音符が続くからといって、全部をぴったり揃えたら「棒読み」です。

やるべきことは楽譜に書かれています。

でも「その読み方」は楽譜に書いていないんだな、教わってきたんだな、名演を聴いて気づいてきたんだな、と改めて思う質問でした。

とにかく出来ることから!

ドレミで読んで、歌いましょう、その上で弾き方を考えましょう。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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