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【自己紹介】
初めまして。
ヴァイオリンの講師をしています、ジュンと申します。
私は、東京シティフィルというプロオーケストラでのヴァイオリン奏者のキャリアの後独立し、自身の演奏と研究を重ねつつ、小さいですが専門的なヴァイオリン教室を開いています。
おかげ様でご好評を頂き、幅広い年齢の延べ100人以上の方が学ぶ教室になりました。
皆さんが次第に弾けるようになる姿を見ながら、それを自身の音楽の励みにしています。
時代の変化と共に、より多くの生徒さんと出会えたらと思い、この度カフェトークさんに登録させていただきました。
よろしくお願いいたします。
レッスンではまず生徒さんの希望を聞き、方向性を決めています。
初心者の方は、楽器の持ち方・譜面の読み方から丁寧にレッスンを進めていきます。
初歩段階から正しい発音、ボーイングを身につけることが出来ます。
子供のためのレッスンでは、コンクール入賞レベルに十分な技術と音楽性を提供する、きめ細かいレッスンをしています。
楽典の知識や読譜、必要に応じて簡単な楽曲分析や楽器の扱いまで、広く深くヴァイオリンを学べるレッスンを提供します。
私の教室は「本当に良い音楽」を学び楽しみ、「音楽家の視点」を持つことを目的としています。
まずはひとつの、美しい音から――。
一緒によい音楽家を目指しましょう。
【プロフィール】
早稲田大学法学部卒業後、桐朋学園カレッジディプロマコースを修了。
八ヶ岳サマーコース、草津国際音楽アカデミー、京都フランス音楽アカデミー、ウィーンマスタークラス、パリ国際音楽アカデミーなど国内外の講習を受講。
2006年、日独楽友協会主催のオーケストラプロジェクトにコンサートマスターとして参加、ドイツのバーデン、チェコのクロムニジーシュにて演奏を行う。
東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など主要なプロオーケストラでの客演を経た後、2008年~2014年の間に東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ヴァイオリン奏者を勤める。
独立後、2015〜2018年まで8回のバロックからロマン派の無伴奏リサイタルシリーズを開催。
2020年、代官山教会にてベートーヴェンのヴァイオリン全曲演奏会に参加、2022年、オーケストラフィルハーモニカとメンデルスゾーンの協奏曲を共演。
ヴァイオリンを和波たかよし、木野雅之、緒方恵各氏に師事。
主にヨーロッパでのマスタークラスでウェルナー・ヒンク、エドゥアルド・ツィエンコフスキー、ゲラルド・シューベルト、フランス、アレクシス・ギャルペリーヌ、レジス・パスキエはじめ、多くの優れたヴァイオリストの教えを受けている。
【自分のストーリー】
上のプロフィールの通り、私は初めからプロのヴァイオリン奏者を目指したわけではありませんでした。
細々とヴァイオリンを習っていましたが、普通の子供時代を高校まで過ごしました。
大学でも適度に学生生活と学生オーケストラをしていましたが、ずっと音楽をできたら、という気持ちをずっと持ち続けていることに改めて気付き、ヴァイオリンと向き合うことにしました。
と言っても、それまで、音楽高校や音大で戦っている学生と同じ土台に立たなくてはいけないので、まずは音大に行かなくてはいけません。大学後半の1年半を必死で練習しました。
ありがたい事に和波先生に見てもらっていましたが、弾けば弾くほど、まともに音程も取れない、基本的な事ができていないことに改めて気付く日々でした。
幸い、桐朋に拾ってもらい、引き続きそこでヴァイオリンを学ぶのですが、まだまだ技術レヴェルは大きな差がありました。
その頃やっていたことは、毎朝始発で大学に行き、6:00から開く練習部屋を借りて、授業まで(多少寝ながら)練習をして、部屋を追い出されてからも空き時間は、廊下で練習。
そしてやっていた練習は、ひたすら一つづつの音を鳴らす音階練習でした。周りがモリモリとコンチェルトの練習している中、自分にはそれが必要で武器になると考えました。その後に、練習曲がそのノルマに加わりました。(もちろんレッスンはあるので課題の曲も練習していました。)
学校を出てから少しづつオーケストラでの仕事をしながらも、そういった練習は続けていました。
その後、東京シティフィルに入ってからも勉強したい意思は収まらず、合計7回ほどウィーンを中心にヨーロッパで研修を受けました。その過程で、自身の音楽とオーケストラの仕事内容とのギャップと制約を感じ、オーケストラを退団しました。その話も長くなるので、それはまた別の機会に。
振り返って思うことは、どんなに簡単な曲でも逆に難しい曲に対しても、根本的には一つの音をいつでも美しく弾けるようにすることが大事であること。
例えば、コンクールやオーケストラのオーディションでは、皆同じくらい弾けますが、差ができるポイントの一つは、楽器そのものの音と、その音をいかにいつでも綺麗に出せるかです。それは日頃の所作と同じで、習慣としての音がそのまま表れて、演奏に大きな差ができます。
たくさんのヴァイオリンの音楽と技術、歴史や言葉など様々な文化に包まれた中に、一つの音。
その当時、自分が受けてクリアした受験、コンクール、オーディションでの根本的な支えは、気持ちの上でも、音楽の技術にとっても、磨かれたたった一つの音だったと思います。
長くなりましたが、これからレッスンを受ける生徒さんの様々な課題やたくさんの曲の中にある、美しい音に気付いてもらえるレッスンを提供したいと思っています。
【レッスンスタイル】
基本的な技術から音楽の構造まで、できるだけ具体的に伝えることになります。
オンラインレッスンでの制約、実際の音質のギャップをできるだけ作らないために、プロのレコーディングで使われるマイクと、収録で一定の評価のあるオーディオインターフェイスを使用しています。
動画のやり取りのツールは、MacBookと外付けカメラを使用し、できるだけ鮮明な映像でレッスンに臨んでいます。
レッスンの際は、画面共有で楽譜をお互いにチェックしながら進めるので、課題が具体的になり、また曲の中に指示している場所について迷わせず時間のロスを防止しています。