練習?トレーニング?それともただの準備?

中村勇太

先日、練習って何をするんですか?と友人に聞かれました。
 

みなさんならなんて答えますか??

 

僕なりの答えだと

 

練習はより良い方法を見つける時間(あるいは見つけられた時間)で、

それ以外は準備作業とトレーニングじゃないかと思います。

 

具体的に挙げれば

 

単純に音を読んで、指を覚えて、弓を覚えては単なる準備作業で、

 

いい姿勢で、いい音でヴァイオリンを弾くというのはトレーニングで、

 

例えばここのアクセントを出すためにもっといい指の選択や、指の当て方、弓の場所、弓の量、弓の速度はないのかなぁ、

と試行錯誤するのが練習です。

 

どうしても音を出していると練習した気になってしまいがちです。

 

でも、より良くなっていないと練習したというのが恥ずかしい苦笑

 

何にも気をつけていないで、何も欲さずによくなるものなんてそうそうありませんよね。

もちろん弾き慣れるっていうこともありますが、それもトレーニングのようなものでしょう。

 

1フレーズでも、1小節でも、1音でも「こうしたい!からどうしよう?!」と思って一緒に考えましょう!

 

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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