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【仏語講師の裏話】フランス語の発音を教えるには日本語の発音の知識が必要か?

Apr 20, 2020


フランス語を習得する上で切っても切れないのが発音である。

単にフランス語を読んだり、書いたりしたいというだけの人であればフランス語の発音を身につける必要はそれほどない。(フランス語の発音の知識があれば、例えばつづりを忘れたときに推測できるようになるなど恩恵を受けることができるが)
しかしながら、フランス語を習得中の大半の方がその美しい音に憧れ、自分もあのきれいな音を使って会話がしたいといった気持ちからフランス語の世界に足を踏み入れたのだと思う。そうなるとフランス語の発音のマスターは必要不可欠になる。

それは教えるほうも同じで、フランス語の発音の知識がなしでフランス語を教えるのは難しい。初級レベルではなおさらである。したがって、僕も一からフランス語の発音を学び、なんとか教えられるようになった。その過程で、日本人にフランス語の発音を教えるには両方の言語の発音の仕方や音の違いを理解してもらうために日本語の発音の知識も必要不可欠だという結論に至った。そこで日本語の発音の世界に足を踏み入れたわけだが、そこはフランス語の発音の世界とは違った面白さ、奥深さがあることに気づいた。

例えば、「日本語のハ行の音が3つの異なる子音から構成されていて、「は、へ、ほ」に関しては発音の場所、方法は同じだが、「ひ」と「ふ」に関してはそれぞれ違う」という衝撃の事実を知ることになった。我々は「は、ひ、ふ、へ、ほ」を使った言葉を発音するときに無意識のうちに3つの異なる子音を発音し分けているのである。なんともすごいことだ。

何かを教える立場になったからといって学ぶという姿勢が変わるわけではない。そうやって学んだ新しいことをどうやってわかりやすく僕の授業を受けてくださる生徒さんたちに伝えられるか考えるのも楽しい。

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