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Cafetalk Tutor's Column

anchalee 講師のコラム

タイ語の「ให้ ハイ」使役動詞

2020年9月11日

タイ語を教えていて、よく聞かれるのは「ให้ ハイ」と言う単語の使い方です。難易度が高い使い方を持っているこの単語についてタイ人の考え方で説明します。

ให้ というタイ語は5パターンの使い方があります。
  1. 誰かが誰かに何かをあげる/くれる/もらう。
  2. 誰かが誰かに何かをしてあげる/くれる/もらう。
  3. 誰かが誰かに何かをやらせる。
  4. ある状態になるまで何かをする。
これを見ると頭が痛くなりますね。例文を添えて説明します。

1.誰かが誰かに何かをあげる/くれる/もらう。

これは英語の give と同じの使い方です。
例:แม่ให้เงินลูก お母さんは子供にお金をあげる。
  แม่ให้เงินผมเมื่อวานนี้ 昨日母は僕にお金をくれた。
  
    「あげる」や「くれる」は両方ともタイ語で「ให้ ハイ」を使いますね。

 (主語の立場で考えるのはポイントです。)お金を渡してあげる動作は แม่ 母です。

2.誰かが誰かに何かをしてあげる/くれる/もらう。

                 動詞 + ハイ  

例:เดี๋ยวฉันเขียนภาษาญี่ปุ่นให้

             日本語を書いてあげる。(手伝ってあげる)

             แม่แต่งตัวให้ลูก

            お母さんは子供に服を着せる。(手伝ってあげる)

3.誰かが誰かに何かをやらせる/~してもらう。

   例: คุณครูให้นักเรียนแต่งประโยค

                   先生は学生に文章を書かせた。

     ผู้จัดการให้คนขับรถไปซื้อยามาให้

     マネージャーはドライバーさんに薬を買いに行かせた。

4.ある状態になるまで何かをする。

   例: ทำการบ้านให้เสร็จก่อนแล้วค่อยไปเล่น

                   宿題を終わらせてから遊びに行く。(強調する表現)

      เครื่องนี้ต้องหมุนไปให้สุดก่อนถึงจะเปิดได้ 

                   この道具はいっぱいまで回さないと、開かない。  

「ハイ」の使い方を簡単に纏めましたが、詳しいことは下記のブログでもご覧になられます。
https://thaijapanlearning.blogspot.com/2020/09/blog-post_11.html

最後にタイ語の励ます言葉を教えます。
スースー (ファイト、ファイト)ちなみに意味は頑張ってください。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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