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Cafetalk Tutor's Column

NATSU 講師のコラム

母国語だとしっくりくる領域

2020年11月11日

みなさん、母国語だとしっくりくる領域ってありませんか?
例えばI am sad.って言うのと
悲しくて胸がギューッってなってるとか、なんかメソメソしてるんだよねーと言うのだとだいぶしっくり度が違うと思います。(もちろんボキャブラリーの問題もありますが)

これは私自身の経験なのですが、海外で現地語だけを話して生活していると、語学が上達するというメリットとは別に自分の感情に深くアクセスできないというデメリットが生じる特殊な期間がありました。特に大好きなオノマトペを現地語でどう表現してよいか分からなかった時は辛かったです。この特殊な期間中は頭ではそんなことはないと分かっていても、自分が薄っぺらい人間に思えたり、周りから置いてきぼりをくらっているように感じたり、どうにもこうにも心がどんよりモードになることが多かったです。

こんな時にお世話になったのは、日本にいる家族や友達に電話して思いっきり気持ちを日本語で話すこと。たった1回誰かと日本語で話すだけで大幅に気力がチャージされます。毎回電話するわけには行きませんが、追い詰められているなと感じるときは迷わず電話しましょう。なんだか逃げている感じがして後ろめたい場合はメンタルヘルスと語学学習は二人三脚だと考えましょう。のびのびとした心は効果的な語学学習の土台です。

ちなみに、この特殊な期間ずっと続くわけではないのでご安心を。ある程度経験値がたまると、ある日突然どこからともなくピコーンと現地語で自然と話せるようになります。なんだかポケモンみたいですね。脳みそって不思議です。

みなさんのハッピーな語学学習を応援しています! NATSU


本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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