さて、そのカタカナ語は、新たに単語を苦労して覚えなくてもすむといった意味で英語学習者にとってとても便利とされています。ところが、カタカナ語の英語使用で気を付けたい点として以下が上げられます。
1. 英語のニュアンスとカタカナ語のそれとずれていることが往々にしてあること。
例:カタカナ語のスマートはスタイルがいいという用例が多いが、英語では「賢い」とか「鋭い」という意味で使われることがほとんど。他には「マンション」など。
2. 発音やアクセントの位置が変化してしまうことが多いこと。
例:カタカナ語のマクドナルドは英語ではMcDonald(mʌˈkdɑnʌld)、あえて発音通りカタカナに直すとマクダノウ(「ダ」にアクセント)のようになります。
3. あたかも英語由来と思わせて実は造語(和製英語)なるものが結構あること。
例:よく食レポにとかに出てくる「ボリューミー」、フォーマルな女性着である「ワンピース」、「フリーター」など。筆者も英語ネイティブでないので、お恥ずかしながら時々惑わされています。先日も思わず英語を話していて写真の話題になり「シャッターチャンス」という和製英語を使ってしまいました(笑)。
英語学習者の皆様におかれましては、上記3点に暮れ暮れも留意して頂き、怪しいと感じたらその都度調べて正しい英語を身につけて頂きたいですね(筆者自身への戒めでもあります-汗)。