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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Taka, M 's Column

英語を話していて思わず言ってしまう和製英語

Nov 13, 2020 | 1 Comments

こんにちは、Taka, Mです。いくつかの論文によれば、日本語の中に占める外来語(漢字を除く)は約10%だそうです。「グローバル英語」という学問領域の中で、日本と英語の関係性を示す指標によれば、日本はExpanding circle(英語を外国語として扱うグループ)に属していると言います。Inner circle(英語をいわば母国語のように第二外国語として使ってるグループ)の国々(例:インドやフィリピン)と違って、国内において、例えば日本人同士で英語が日常的に話されていません。しかしながら、英語は日本語の中に取り込まれ、カタカナ語という形で我々の母国語の中に根付いています。そんなユニークな形で英語が使用されていることに注目する学者も少なくありません。

さて、そのカタカナ語は、新たに単語を苦労して覚えなくてもすむといった意味で英語学習者にとってとても便利とされています。ところが、カタカナ語の英語使用で気を付けたい点として以下が上げられます。

1. 英語のニュアンスとカタカナ語のそれとずれていることが往々にしてあること。
例:カタカナ語のスマートはスタイルがいいという用例が多いが、英語では「賢い」とか「鋭い」という意味で使われることがほとんど。他には「マンション」など。

2. 発音やアクセントの位置が変化してしまうことが多いこと。
例:カタカナ語のマクドナルドは英語ではMcDonald(mʌˈkdɑnʌld)、あえて発音通りカタカナに直すとマクノウ(「ダ」にアクセント)のようになります。

3. あたかも英語由来と思わせて実は造語(和製英語)なるものが結構あること。
例:よく食レポにとかに出てくる「ボリューミー」、フォーマルな女性着である「ワンピース」、「フリーター」など。筆者も英語ネイティブでないので、お恥ずかしながら時々惑わされています。先日も思わず英語を話していて写真の話題になり「シャッターチャンス」という和製英語を使ってしまいました(笑)。

英語学習者の皆様におかれましては、上記3点に暮れ暮れも留意して頂き、怪しいと感じたらその都度調べて正しい英語を身につけて頂きたいですね(筆者自身への戒めでもあります-汗)。

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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