こんにちは!
名画が大好きな美術オタクのKonishi(@koni_bali)です。
今日はルネッサンスの始まりと言えばこの2枚!という、私も大好きな2作品を紹介します。
① ”西洋絵画の祖” ジョットの「ユダの接吻」
・画家:ジョット
・制作:1305年頃
・収蔵:スクロヴェーニ礼拝堂 パドヴァ イタリア
・様式:初期ルネッサンス
《作品解説》
西洋画の始まりと言われる一枚。 新約聖書のエピソードが主題となっているほぼ正方形の作品です。
12人の弟子の中でイエスを裏切ったユダが、イエスを捕まえようとする大司祭たちと共にやってきて、イエスを捕まえる合図として接吻するシーンを描いています。
ユダの悪意に満ちた横顔と、全てを悟ったように落ち着いているイエスの横顔の対比が面白い作品。 イエスの左手では聖書にあるように弟子の一人が手下の耳を切り落としています。
② ”ルネサンスの祖” マザッチオの「楽園追放」
・画家:Masaccio
・制作:1426年-1427年
・収蔵:サンタ・マリア・デル・カルミネ大聖堂 フィレンツェ イタリア
・様式:初期ルネッサンス
《作品解説》
"ルネッサンス"の始祖と言われるマザッチオの代表作です。 「アダムとイブを描いた名画」といえば真っ先にこの作品が浮かびます。 こちらは旧約聖書のエピソードが主題です。
禁断の果実を食べてしまったアダムとイブが嘆き悲しみながらエデンの園から追放されるシーンを描いています。左上には大剣を持った大天使ガブリエルが空を舞い、二人を地上へ追い払っています。
果実を食べたことにより「恥」という概念を認識した二人。アダムは両手で顔を覆い、イヴは自身の身体を隠しています。
左:修復前 右:修復後
1980年代に行われた修復で、後年になって付け加えられていた股間の葉が除去され、オリジナルの姿を取り戻しました☺️
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いかがでしたか?
今日はルネッサンスの始まりを象徴する2枚をご紹介しました。
宗教画はテーマが分かるようになるととても面白く鑑賞できます!
皆さんはどちらが好きですか? ぜひコメント欄で教えてください♫
Aiko
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- Konishi Aiko -
アジア在住で一時帰国中。フリーランスのノマドです。
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