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Cafetalk Tutor's Column

suna 講師のコラム

造幣局の見学

2015年10月6日

遠足の秋ですね。

先日、たくさんの小さなお友達と、造幣局に行ってきました。

造幣局は硬貨や勲章、メダルなどを製造しているところです。

硬貨は、、

金属板を型抜きクッキーのように打ち抜き、両側からハンコを押すようにして

作るわけですが、、このハンコのようなもの、「極印」(こくいん)の元になる型の型を、

「種印」(たねいん)と呼ぶのだそうです。

最近私が造幣局で気に入っている機械は、この種印を作るときに使う「縮彫機」。

細かく美しい種印を作るために、大きく作ったものを元に、縮小して彫る機械です。

実際に動いているところを見たいものですが、残念ながら博物館で展示品が見れるだけです。

大まかな仕組みですが、、

高等学校数学の「軌跡」の問題で、似たようなことを習います。例えばですが、、

 「点Aと円Oについて、、円O上を動く点Pがある。

  このとき、AQ:QP=1:1となるような点Qの集合はどのような図形になるか」

という趣旨の問題です。

円Oを2分の1サイズに縮小することができます。

円でなくても、どんな図形でも縮小できます。三角形BCDでも、四角形BCDEでも良いです。

ちょっと比のところを書き換えれば、拡大することもできます。

高等学校の授業でも、簡単な拡大機を作って、実験して遊んだりもします。

高校数学ともなると、ついついがりがりと授業を推し進めてしまいがちですが、、

時々気分転換に手を動かしてみるのも楽しいものです。

造幣局の縮彫機第一号はフランス製のものらしいです。

他にも、工場の機械や技術の発展の歴史をちょっぴり覗き見れる展示がいっぱいです。

メダル好きのお子様たちにも大好評。

全くの余談ですが、、

大阪の造幣局本局は、大阪市営バス「桜の宮橋」と水上バスのアクアライナー「OAP港」がもより。

帰りは、水上バスで大阪城に立ち寄り、秋の大阪を大満喫でした。

水の都

大阪で、桜の木に囲まれて(秋ですが)、とっても気持ちの良いお散歩コースでした。

(水上バスも見学も事前の予約が必要です。)

 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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