よく聞かれます。
まず簡単に言うと、対局者同士、お互いが
「終わり」
と言ったら、終わりなんです!(笑)
でもそれでは、よく分かりませんよね。
基本的には、2パターンあります。
①価値のある場所がなくなった時
左側が白の陣地、右側が黒の陣地です。
(交点:線と線の交わった所を数えます。白29目、黒25目)
×印の所は、以前説明した「ダメ」です。
(打ってもどちらも得しない、どちらが打っても良い場所)
この「ダメ」まで打ったら、
もうこれ以上打っても仕方がありません。
例えば白が、左側のどこかに打ってしまうと、
自分の陣地をどんどん減らしてしまうことになりますから。
このように、もう価値のある場所がなくなったら、
「終わりですね」
とお互いに確認して、整地(陣地を数えて、勝敗を確かめる作業)に入るのです。
②どちらかが投了した時
「投了」というのは、対局中に負けを認めることです。
簡単に言うと「降参」でしょうか。
「ヒカルの碁」を読んだことがある方はお分かりでしょうが、
「負けました」や「ありません」などと言って、
相手に負けを宣言します。
スポーツなどをやられる方からすると、
あまりしっくりこないかもしれませんね。
多くのスポーツは、「時間内に出来る限り」戦うものですから。
囲碁は、勝てないことが分かった時点で、
潔く負けを認めることが、美学でありマナーなのです。
※勿論、初心者の方は形勢が判断できませんから、
気にしなくて大丈夫です。
囲碁は脳内スポーツでもありますが、
文化であり、芸術でもあるのです。
コメント (0)