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シュパーゲル(白アスパラ)

今週のテーマ: 春の食べ物と言えば

Fumiyo



春にドイツの食べ物といえばシュパーゲル!!

ドイツ産で太い白アスパラが美味しいと言われています。
日本にいるときには見たことのなかった白アスパラ、芽が出てきたらどんどん土をかぶせて日に当たらないようにするそうです。

この時期になるとスーパーや八百屋さんで売られるだけでなくシュパーゲルの農家さんが売りに来ます。1つ前のコラムでも書いた苺とシュパーゲルは一緒に育てている農家さんが多いようで、苺とシュパーゲルだけの出店。もしくは一品のみ。(メイン写真は数年前の朝市です)

数年前、朝市ではシュパーゲルの皮むき機なる機械を初めて見ました。ザワークラウト用の切る機械に驚いたときのように驚きました。人数が多い家族はシュパーゲル剥いてもらって家帰って茹でるだけの方が手間かからなくていいのでしょうね。

一般的な食べ方は、皮を剥き、皮も出汁になるので一緒に茹でます。ドイツにはシュパーゲル用のお鍋があって底の面積は小さく背が高くてシュパーゲルをそのまま立てて茹でられます。

茹でたシュパーゲルとオランデーズソースをかけて。茹でたじゃがいもを添えて。これだけで十分ですが付け合せに生ハムとかも。だいたいこの材料はまとめて近くに売ってます。白ワインも!

レストランだと基本の値段はシュパーゲルとソース、じゃがいものみのお値段で(既に高い)+ハム、シュニッツェル、鮭、とかトッピングが選べるようになっていることが多いですが、基本のシュパーゲルで結構十分足ります。


この時は旅先のワインレストランでソーセージを付け合わせにしてしまって、頼みすぎました。(笑)

数年前に、とても大好きな個人経営レストランで頼んだときは、ソースが2種類選べてバターソースは初めて聞いたのでそれにしてみたら多分溶かしバターだったのですが、すんごく美味しかったです。これだけて美味しく食べられるんだ!と感激しました。


この時期にレストランに行くと(今は去年の11月からロックダウンで外食はできません)シュパーゲルクリームスープはだいたいあるので、私はスープからいただきます。


イタリア人のお店だと、ミネストローネに入っていたり(赤いスープではないですよ!)パスタとシュパーゲルのメニューなどもありましたね。
でもドイツの食べ方がやはり一番美味しいかも。

レストランでもお値段高いシュパーゲルですが、食材としても高いので、私は外で食べると決めているのですが、去年はロックダウンで食べられず。今年はどうしましょ。。。
2年前に同僚のお宅で美味しいワインと頂いたのが最後です。
ドイツにいながら、普段じゃがいももあまり食べないけど、こうして食べると、やはりドイツのじゃがいもは最高!と思います。本当に美味しいです!

ちなみに、茹でたときの出汁でシュパーゲルリゾットにもできます!


ドイツではシュパーゲルといえば白、しかありませんでした。20年前は勿論白アスパラのみ。数年前からちらほら緑(たまに紫も)を見かけるようになって洒落たもの入れてるなあと思っていたら、全国的にここ数年は緑が入ってきてるというか、育てだしたのか、緑も普通に見るようになりました。本当ここごく最近です。
でも、普通にドイツの農家さんが育てたんだろうなという白と同じような太い緑が。。。w
ドイツも変わったなあと思うことの1つですね。
洒落たもの仕入れてきているなあと思っていた頃は細かったのに。

シュパーゲルは春ですが、ドイツでは6月の23か24日まで(日付忘れてしまったけど)と日にちが決まっています。来年食べるものがなくならないように制限かけているそうで、その日までしか食べられないのです。
まだまだ旅行は無理ですが、この時期にドイツへ来ることがあれば、是非一度食べてみて下さい!!

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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