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Cafetalk Tutor's Column

Tutor ARI T. 's Column

当たり前ですが④:読解にはコツがあります。超・検定対策!

Weekly Topic: Your Recommended Study Method

Sep 24, 2021

どもども、ペラペラ応援団団員Ari T.です。
が、実は読解もできます(これも当たり前w)。
数十年に渡り複数の外国語を学び教え解説してきて、つまるところ正しい音読と読解があらゆる語学のあらゆるレベルの検定対策なのだと理解しました。
考えてみれば本当に当たり前のことなのです。
読解と音読は表裏一体。
読解でも「音」は大事。
だから「音読、音読」としつこく言っているのでございます。
もちろん、正しい発音での正しい音読、が重要です。
両方ともそれなりの技術と訓練が必要です。
でもコツさえつかめばぐっと楽になります!

いつも通り少し長くなりますが、よろしかったらお付き合いくださいませ。


時々「CILSを受けたい」「イタリア語検定を受けたい」とご相談いただくのですが、
私は検定試験を受けたことがないうえ、いわゆる受験勉強もしたことがないので「テスト対策」というものをお教えすることは残念ながらできません。

でもね、私、思うんですけど、
そもそも検定試験って何でしょう?


聴く、話す(レベルによる)、読む、書く、が総合的にそのレベルに達しているかどうかを量るテスト、と私は理解しています。
つまり、それぞれのスキルを確実にアップすることが大事なのでは?
とすると「その試験に受かることを目標に=総合的にそのレベルに達したい」と勉強することは素晴らしいモチベーションになると思うのですが
「その試験に受かるための技術=試験テクニック対策」って本末転倒だったりしないのかな?
と思わなくもない私です。
そのレベル相当の実力があるかどうか、が重要なのでは? と。
プロのイタリア語通訳者に資格試験経験者がいないのはそういう理由なのかな?と思います。
(同僚、先輩に検定受験者皆無)
とはいえ、検定試験を受けたことのない人間の考えですし、考え方も人それぞれですし、それでも勉強になるには違いないので、否定するつもりは全く、1ミリもありません。

試験慣れしていない人間の言うことだという前提でお読みいただけたら嬉しいのですが、
検定を受けるための「対策」の勉強をレベルを上げるたびにするよりも、
簡単に手に入る上に一生使える技術を手に入れる方が良くないかな?とシンプルに思います。

ぞれが発音、正しい音読、読解のコツです。
日本のイタリア語検定でもCILSでも、レベルに関係なく、一度覚えればずーーーーーーーーーーっと、一生使える技術です。
イタリア語のベースをなすその技術をみなさんに伝授したい、私です。
無論、各レベルで出題される時制や単語の範囲は知っておくことは大事です。
過去問を見て「ほ〜、こういう問題が多いんだ〜」と知っておくと安心ですし、強化もできます。
出題形式、回答形式、配分時間だって知っておくことは必須ですよね、それはわかります。
けれど、基本的な技術を身につけておけば各検定試験ごとに、各級ごとに毎回対策する必要はなくなります。





【読解について
ペラペラになるには語彙もそこそこ必要。
語彙を増やすには、やっぱりどこかの段階で多読が必要になります。
初級、中級段階で多読はオススメしません。
が、全ての時制と文法項目の学習を終えたら、もう多読とイタリア語のシャワーを浴びる&アウトプットするしか上達の方法が残っていません。
でもイタリア語は文章が長い!
いくつもの関係代名詞が一つの文章の中に登場し、一文がワンパラグラフ続いたり、、、。
コツも知らずにこういう文章を読むなんて、そして悩まされるなんて気の毒すぎます。
コツを知らなかった可哀想な昔の自分を慰めてあげたい、、、

にほんごがねいてぃぶなひと(わたしもふくめ)ののうは「いみがあるもじ=かんじ」と「おとをしめすもじ=ひらがな、カタカナ」でこうせいされたぶんしょうになれています。

文章を全て「音を示す文字=ひらがな、かたなか」で書いたものです。
読みにくい!初見では、どこで単語が切れているの分かり辛い!

日本語がネイティブな人(私も含め)の脳は、「意味がある文字=漢字」と「音を示す文字=ひらがな、カタカナ」で構成された文章に慣れています。

これだと、どうです?
ぐっと読みやすい、というかすぐに理解できますよね?
漢字は、文字自体、またはその組み合わせでできた単語の「形」を認識することでパッと意味を理解することができるからです。
日本語ネイティブの脳はそういう文章に慣れているので、「音を示す文字だけの羅列」を読むにはコツと練習が必要なのです。

コツを知っていると知らないとでは
読解にかかる時間が全然違います

しかもこのコツ、少なくとも西洋言語なら何語でも、どの検定でも、どのレベルでも使えるのです。
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正しい音読について
そもそも、正しく読解できていないと正しく音読できません。
正しい読解と正しい発音
正しい音読の大前提です。
正しく音読できない人は、自然なイタリア語は話せません。
ですよね?書いてあるものを自然なイタリア語で読めない人が、自然なイタリア語を話せるわけがありません。
だから正しく音読ができることが重量です。
音読は語学の総合商社です!

どんな文章も正しく音読できるようになれば、リスニングなんて朝飯前。 
いや本当に。
「リスニングができないなんて意味不明。なんで聴こえないの?」となります。
リスニングに苦労している方の問題は「自分の発音」「語彙力」「文法力」「抑揚による意味の重要性や非重要性」のいずれかだと私は考えています。
・正しく発音できれば聴こえます(理解できる、記憶できるかは別問題。発音だけの問題ではないので)
・語彙力があり、かつその単語を自分が正しく発音できれば聴こえます
・自分が正しく音読できれば、ネイティブが抑揚やスピードを変えて話す時の意味の捉え方がわかります
ということで、リスニングで困ることはないはずです。
あ、もちろん、聴こえた音を理解する文法力は必須ですよ!
まあ、あくまでも「はず」なので、やはり正しく読解、正しく音読できた上でイタリア語のシャワーを浴びて慣れることも必要です。


それでもあなたは闇雲にイタリア語の文章に挑みますか?
この先も違う検定試験を受けるたびに、検定対策を毎回しますか?



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This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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