深い(い形容詞)の名詞  「深さ」と「深み」 どう違うか わかりますか?

anegawa

川が深いです  深い川です  などの文で使う 深い  い形容詞



深い  を名詞にします ➡  深さ  深み の二つがあります。



深さ  深み 簡単な違い わかりますか?





深さ客観的具体的で   深み主観的です。



例文

近くの川に行きました。


川の深さは、10mです。誰が見ても答えは同じです。➡客観的具体的



近くの美術館に行きました。


とても素晴らしい名画がありました。 
 


この絵は、深みがありますねぇ。



近くの陶磁器の店に行きました。


この陶器は、深みのある器ですねぇ。



心に響くものがあるとき、感情に訴えるものがあるときなどに使います。



人により感じ方が違いますから、主観的です。




考えが浅いね~


考えが深いねぇ


主観的です。



川の深みにはまる➡少し微妙ですが主観的でしょう。




尚、深さや高さを聞く時は、数値の多いほうで聞きます。



この川の深さは何メートルですか? 〇



この川の浅さは何メートルですか? ×



このビルの高さは、何メートルですか?〇




このビルの低さは、何メートルですか?×




ただし、まれに例外もあります。



浅さ、低さだけを限定して聞く時は、それらを使うときもあります。



この穴、ずいぶん浅いけどどれくらいの浅さ?➡ ちょっとした浅さですよ。




形容詞から名詞に変わる日本語、ひとつではないことが多いです。





日本語は、深いですねぇ~~~




日本語を勉強する生徒のみなさん、ほかの形容詞でも探してみてください。



たくさんありますよ。


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