先生がカメラで生徒の顔を見たい理由 日本語レッスンの場合

anegawa

レッスンのとき、顔を出さない人がたまにいます。日本語のレッスン以外はどうでしょうか。

SkypeやZoomは、元々顔出しが前提ですから顔を出すのが普通です。常識でしょう。

先生は顔を出しているのに、生徒は出さない。これunfairですよね。

 

ただ、理由があるのはわかります。

部屋が散らかっていたり、女性の場合、すっぴんの顔を見られたくないなど理由はわかります。最初の1回ぐ

らいは顔を出さないでもいいですが、毎回出さないなら私はレッスンを断ります。

 

顔を見るということは、表情を見るということです。表情を見て、生徒が難しそうな顔をしていたら、話題が


面白くないかもしれません。

そのとき、先生は話題を楽しい話題に変えることができます。


文法を教えていて「わかりましたか」と聞いたとき、首をかしげながら「はい」と生徒が言ったら、これは


かっていないなと先生は判断できます。そしてもう一度分かり易い表現で説明し直すことができます。

 

生徒の表情に気を配りながら生徒の理解力を判断したり、雰囲気が良いか悪いかなどを感じることも先生が気


を付けなければいけないところです。


レッスンをすればそれでいいというのは、先生として?が付きます。

 

生徒のみなさんが、学校で授業を受けていた、あるいは受けるとき、先生は生徒みんなの顔を見ていると思い


ます。

このとき先生は、生徒が授業に集中しているか、真剣度はどうかだけでなく、生徒の体調はどうか、授業を理


解しているかどうかなどを見ているのです。


また、授業態度はどうか、姿勢はどうかなども見ています。


学校の先生は、生徒の態度や姿勢などが悪かったら注意しますよね。多少の違いはあっても万国共通だと思い


ます。

 

カフェトークのレッスンも同じです。同じと思ってレッスンを受けてください。

 

もうひとつ、顔を出してほしい理由があります。

これは主に中国語母語話者の場合が特に多い理由です。

 

中国語母語話者は、日本語を話す場合、アクセントがとても強くなります

JLPTのN1の人でも、かなりアクセントが強い人が多いです。

中国語を話すときはアクセントを強くしてもいいです。中国語はアクセントを強くして言う言語ですから。

 

でも、日本語は違います。日本語は口を小さくして話す言語です。日本語は口に指1本入るぐらいで発声しま

す。

勿論、「あ」が一番大きく口を開けますが、それでも指一本~1本半入るぐらいで話す場合がほとんどです。

 

「口を開けすぎていないか。口を小さくしているか」

日本語を発音するとき、これを先生は見たいのです。そして大きく開けすぎていたら小さくするように指導す


るわけです。そして日本人の日本語に近い発音ができるように指導するわけです。

発音指導、発音矯正はこれだけではありませんが、生徒が口を開けるとき、口の大きさを見ることは非常に重


要です。

 

だからカメラで、生徒の表情を見たいのです。

 

発音だけで言えば、発音を教える先生は極めて少ないと思います。

それは別にして、先生が生徒の顔を見たいのは興味本位ではなく、上に書いたような、ちゃんとした理由があ


るからです。

 

 

尚、レッスンで顔を出さない確率は数%でしょう。ほとんどの生徒は顔を出してくれますが、顔を出さない生


徒がいるのも事実です。(念のため)

 

 

最初のレッスンから、顔を出して笑顔で勉強しましょう。

 

 

 

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The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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