今回も物理基礎が苦手な生徒向けのコラムです。
前回は等加速度直線運動に出てくる記号と単位を表にまとめました。
みなさん、しっかり覚えましたか?
今日もまだ公式は覚えません。
等加速度直線運動でよく使われる表現を覚えましょう。
どのようなときにどの数値を代入するのかがわからなければ
公式を覚えても解けません。
「正の向きに速さ4.0m/sで運動していた物体が、3.0秒後に停止した。
この物体の加速度はどの向きに何m/s2か」
という問題文があったとします。
初速、速度、時間がわからなければ加速度は計算できません。
では、どれが初速、速度、時間かすぐわかりますか?
ここでつまったときは物理独特の表現を覚える必要があります。
正の向きに速さ4.0m/sで運動していた →初速が4.0m/s
停止した →速度が0m/s
3.0秒後 →時間は3.0s
のようにまずは問題文からわかる情報を自分なりに整理しましょう。
次は情報を文字式で表します。
正の向きに速さ4.0m/sで運動していた →初速が4.0m/s →v0=4.0
停止した →速度が0m/s →v=0
3.0秒後 →時間は3.0s →t=3.0
ここまでできたらあとは等加速度直線運動の3公式に代入するだけです。
簡単そうな気がしませんか?
物理基礎が苦手だから文系行く?
いやいや、まだ決めるのは早すぎます!
物理基礎はまだ序盤なので少し粘ってみましょうよ。
次回は等加速度直線運動の3公式を解説します。お楽しみに!