お疲れ様です、Yoshiです。
今回は前回のコラムの続き、
ライティングを英語学習に取り入れるべきである理由を解説します。
●●●話したいなら書くべき●●●
英語を話したいなら、まずは書くこと。
なぜか?
「書けないことは話せない」から。
英語を不自由なく話せるようになりたい・・・
これはとても高度なことで、
いきなりスピーキングに挑戦すると多くの方が挫折します。
その理由はズバリ、スピーキングでは気にすべきことをカバーしきれないことが多いからです。
スピーキングを高レベルで行うためには、
大まかにいって以下の項目を意識する必要があります。
・文法
・単語
・発音
・話法
・論理力
・即興力
最初の3つは見ての通りですね。
相手に伝わる文法・単語・発音がなければ自分の意志は伝わりません。
ここまではみなさんよく勉強されているのですが、
残りの3つ「話法」「論理力」「即興力」も
忘れず伸ばしておきたいところ。
それぞれ解説しましょう。
●●●「話法」がないと空気が読めない●●●
「話法」とは、自分の意思を正確に相手に伝えたり、相手の意思を相手の意図通りに読み取る力のことです。
人間がコミュニケーションをとる時、
言葉の意味に含みを持たせることがよくあります。
例えば、昼時に外を友人と歩いていて、「Are you hungry?」とその友人にいわれたら、「Yes, I am hungry.」で会話が終わることはほぼないはずです。
A:「Are you hungry?」
B:「Yes, I am.」
なんだかひと昔の教科書みたいですね。
この「Are you hungry?」には、「あなたはお腹が空いていますか?」という文字通りの意図を聞きたいだけではなく、「そろそろどこかで何か食べる?」「何が食べたい?」「私はもうお腹空いてるんだけど、君はどう?」など、直接的に言っていないが含まれている意図がいくつも存在します。
よって、より自然な会話となるためにはこんなふうに展開するはず。
A:「Are you hungry?」
B:「Well, let’s eat something. What do you want?」
このように、「お腹が空いてますか?」の疑問文に対しては、「何か食べよう」との提案を返すことでコミュニケーションが成立します。
学校では「Be動詞で始まる疑問文には”Yes, I am.”か”No, I am not.”で答えましょう」と教わって育った我々ですが、実際のコミュニケーションにおいてはそれが絶対ではないこともわかりますね。
この疑問文の意図を汲み取るために必要なのが「話法」というわけです。
ここまでをまとめると、「話法」とは空気を読む力ともいえるのですが、自分の言いたいことを正確に表現するトレーニングを積まないと英語ができるようにはなりません。
これは文法や単語のレベルではなく、言葉そのものを上手に使う練習ともいえます。教科書や文法書で学ぶことを基盤とし、その上でさらに要求されるのが話法です。
どんなに正確な文法と豊富な語彙力があっても、空気が読めないのであれば上手にコミュニケーションが取れるとはいえないですよね。仕事や勉強を一緒にするのも大変そうです。
●●●ライティングで「話法」を伸ばそう●●●
そのトレーニングとして、やはりスピーキングよりもライティングをおすすめします。
まず第一歩として、自分の表現したいことが100%その通りに書けるかを確認することから始めるべき。ライティングを通して文字に起こして表現すると、いろんな疑問が浮かんできます。
「あれ、これで言いたいことが伝わってるのか?」
「もっと伝わりやすい表現があるんじゃないか?」
この疑問に真っ直ぐ向き合うことが重要。
自分の英語が空気を読めているのか細かく分析をしましょう。
伝わりやすい英語を使える人は、
英語で空気も読めるようになりますよ。
もしライティングをしていてどこに問題があるかがわからない時は、マンツーマンの添削をきっちり受けてくださいね。
やりっぱなしは絶対悪!
●●●おわりに●●●
今回のコラムでは、「ライティングで「話法」を伸ばそう」をテーマにまとめました。
次回はライティングと論理力の関係についてまとめます。
それでは!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Yoshiは英語ライティングに特化したレッスンを行っています。
ICT技術を使ったリアルタイムでの添削をガッツリ受けるレッスンをぜひ受けてみてください。英検1級、TOEIC965点保有の元高校英語教師による添削で英語を伸ばしましょう。ライティング強化レッスンでお待ちしております。
初めての方は英語学習コンサルティングをリクエストください。まずは顔合わせと英語ニーズのすり合わせから行います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
英語基礎講座は連載コラムです。
次回の英語基礎講座はこちらから読めます。
Comments (0)