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Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 講師のコラム

深海魚、目指せトビウオ!② ドヤり中学生

2022年7月12日

 
先に中学時代の話をしよう。
 
私の地元は田舎で中学受験というものはなく。
中学校は小学校の持ち上がりで周りの顔ぶれも同じ。
友達の卒業アルバムに書いた言葉は懐かしい思い出には美化されず、
ただただ恥ずかしい黒歴史になる。
「もうムダな恋はするな」
こんなことを書かれたので過去ごと黒く塗りつぶしたいくらいだった。
 
中学校の成績はいつも3位/80人。
2位とは僅差だが、1位とはかなりの点数差があった。
両親は、
「順位上がったら小遣い増やすよ!」
と言うが、どう頑張ってもそれ以上は変化しなかった。
当然、財布の中身も変化なし。
 
中1の頃は真面目に勉強したような気がする。
英語の予習は単語の意味調べて8回書きノートに訳を書く。
自分でやった勉強はこれくらいであとは授業中に理解した。
 
中2後半くらいから音楽ゲームにハマり勉強をサボるようになる。
さすがに母が心配して塾に通わせたが、私は勉強に火がつかなかった。
夜中もゲーム。授業は眠たい。
おやすみ先生。あとで頑張る。
 
当時、友達に
「お前は良いよな、頭が良くて」
と言われたことがある。
「勉強してる時間が違うんだから」
と偉そうに返したが勉強したと言えるほどの量ではなかった。
必死で勉強している友達は羨ましくもありアホらしかった。
 
私は中学時代に努力や情熱をどこかに忘れてきたんだと思う。
ゲームは暇潰しであり、親の期待を裏切るキッカケだった。
「平均点さえ取れれば良い」という考えなのに、
「もっと頑張れ!トップ目指せ!」と周りは言う。
どうしようもできないものがあった。無理だと思った。
だからこその半グレだったのかもしれない。
 
さて、最後に盛大に嫌味なキャラになろう。
私が小学生の頃、従姉も実家に住んでいた。
中学生の従姉はメチャクチャ勉強していた。
でも、進学先は平均以下の高校。
私には理解できなかった。
「あれだけ勉強したらトップ高行くんじゃないの?」
これが私の最大級のドヤりだった。
 
今になって考えると才能で勉強時間不足をカバーしていた。
こう書くと「嫌味じゃないか!」という人もいるだろう。
その通り。でも、ツケはかならず回ってくるものだ。
「勉強しなくても成績が良い」
「授業中に理解する」
この2つは危険信号。もう黄色。
 
次回、高校で痛い目を見る。

深海魚、目指せトビウオ!③ 飛び出す点数に進む。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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