『孫疲れ』『孫ブルー』なんていう言葉がありますが。
母も私も、子どもを産んだ年は、ほぼ同じ。
なので、親がおじいちゃんおばあちゃんになった年も、ほぼ同じ。
でも、自分の親を見てても思う。
孫疲れ。するよね、そりゃ、と。
息子くん、なかなかの子だし。
でも。
私もそこそこ面倒かけたと思うけど。
私は小さい頃、自分のおじいちゃん、おばあちゃんの家へ、
物心ついた頃から本当に毎週毎週遊びに行っていて、
大きくなってもそれが習慣になっていて、
大きくなってからは交友関係を逆に心配されたぐらい、本当に毎週遊びに行っていました。
でも、孫疲れなんていう言葉はその間聞いたことがなかったし、
遊びに行ったらいつも変わらず、「まぁ、あがり。」と迎えてくれて。
いつも帰りは、坂道をずーっと下っていくんだけど、
親の車で行った時も、
自分ひとりで自転車こいで行った時も、
バスに乗って歩いて行った時も、
いつも、途中で後ろを振り返ると見ててくれて、
角を曲がって姿が見えなくなるまで見送ってくれて、
それは本当に、身体がしんどくなるギリギリの年まで、毎回そうやって見送ってくれていました。
いつも、「また、来(き)ぃ~。」と、見送ってくれたおじいちゃん。
認知症になってからは、私のことも誰だかよくわかってなかったけど、
入院中お見舞いに行くと、
「また、来(こ)い!」と、
命令口調で言ってくれたのも、懐かしい思い出です。笑
今みたいに昔は、インターネットやSNSなんて無かったから、
おじいちゃんと遊ぶのも山だったり、公園だったり、
竹をノコギリでギコギコやる所から始めて竹とんぼ作って遊んだり。
私の場合は、同じ年でも都会に住んでたらもうちょっと違う遊び方をしてた年代かもしれないけど、
田舎だから山も近かったし、っていうこともあると思うけど。
口には出さないけど、疲れてたと思う。本当は。
孫ブルー、とか聞いたことあったら、知ってたら、言ってたかもしれない。
いや、どうだろう。
もしかしたら、本当に『疲れる』という感覚ではなかったかもしれないけど。
いつも行きたくなる場所を作ってくれて、本当に感謝しかなかったです。
先日、今年もコロナ禍仕様ではありますが、小学校の運動会が無事、開催されました。
とっても一生懸命に走っているのに、なかなか前に進まない息子くん!
でも、まっすぐ前を見て、歯を食いしばって頑張ってる姿が、すごく良かったです。
大きい声を出して、ガンバレー!!と応援したかったけど、
こっち向いちゃって気が散ってもダメだし、などと瞬間的に色々思いつつ、
「行け行け行け!」と、小さい声を出して応援してた私。
ここ数日は、夜、お星さまも綺麗で、
ふと、昔の思い出と色々重ね合わせて考え事をしていたのでした。
急に冷たい風が吹くようになりました。
季節の変わり目、体調管理が難しいですね。
皆さま、ご自愛ください。
Chika.T
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