英国の思い出 ー 虫の知らせ(3)

Urashima Taro



所変われば  品変わる  ・・・ 

虫も変わる ・・・


血を吸うハエと血を吸わない蚊

 

 

英国滞在中に私の住んでいた地方のハエは、「吸血バエ」でした。

これには驚きました。サイズ的には日本の最も小さいハエと同程度で(小バエは別ですが)、姿かたちもハエそのものでした。


普段は主に家畜の血を吸っているようですが、人間の血も吸います。

私も時々吸われました。良く覚えていませんが、吸われても痒みは殆ど無かったような気がします。

潰れると赤い液が漏れ出ます。それ以外の種類のハエは見かけませんでした。

 

一方、蚊に血を吸われた記憶は一度もないので、蚊は吸血ではなかったと思われます。

時々は私の腕にも止まりましたが、放置して観察しても、結局は何もせず飛び去るので、腕に止まる目的は不明です。

見たところは日本の蚊と非常に良く似ており、地元の人々もモスキートと言っていました。

 

 

ただ、私は日本でもあまり蚊に食われないので、英国の蚊が私の血を嫌った、という可能性も無くはありません。

特に音姫(私のカミさん、ピアノ教師)と一緒のとき、彼女は何か所も食われますが、私は全く無傷です。 

 

私としては、蚊取り線香を連れて歩いているようなものです。


蚊が好むか好まないかは、血液型が関係しているという話も聞いたことがありますが・・・

私はB型、彼女はA型です。

やはり私は、文字通り、虫が好かない奴なのでしょう。


ちなみに、B型は日本人では多く見られますが、欧米ではかなり希少だそうです。

ただ、物理屋には圧倒的にB型が多いと聞いています。


This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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