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Cafetalk Tutor's Column

Nobuhiro.I 講師のコラム

Isn't she lovely / Stevie Wonder

2022年12月2日


こんばんは、ギター講師の石橋です!

セッション定番曲でもある
「Isn't She Lovely」のギターカバー動画をYouTubeにUPしています。
今日はこの曲に取り組むメリットなどについて書きていきます!よろしくければ最後までお付き合いください◎

【名曲「Isn’t she lovely」とは】


さっそくですが、この「Isn’t she lovely」という曲は
スティービーワンダーの作品で1976年の楽曲です。(けっこう古くてびっくり)
CM等でも使用されており、曲は知ってるという方は多いのではないでしょうか。
長く愛されている楽曲ですね。
 
セッション定番曲である、ということで、
ご本人のライブ映像でも各パートのソロ回しがあったりと
非常にアドリブ要素の強い楽曲と言えます。
 

【秘密はコード進行】


コード進行はいろいろ表記されることがありますが、シンプルにすると
C#-  F#7  B7  E
A△7  G#7  C#-  F#7
B7  B7  E 
※-はマイナー、△はメジャー

これをディグリーネーム(コードに度数の関係で数字を振った物)にすると
Ⅵ-  Ⅱ7  Ⅴ7  Ⅰ
Ⅳ△7  Ⅲ7  Ⅵ-  Ⅱ7
Ⅴ7  Ⅴ7  Ⅰ

次に進むコードとの関係が4度で進行しています。
「4度進行」と言われるものです。
Jazz的な解釈で説明されることが多い印象ですが、
J-Popなど普段耳にする音楽でも当てはまります。

Stevie Wonderの曲もJazzというわけではないですしね。
 
聴いていて心地よい進行ですね。
理論的なことは分からないという方も
「この進行心地よいな」とだけ感じられればまずはOK!

【この楽曲に取り組むメリット】


初心者の方やアドリブ挑戦したい方に向けて、この曲に取り組むメリットとしては、以下の3つがポイントだと思います。
ひとつずつ見ていきましょう。
 

①進行がシンプルで覚えやすい

出てくるコード難しくないですし、循環コードなので
覚えるのは大変ではないと思います。
決めフレーズも含めて、ぜひ練習してみましょう!

②ペンタだけでも十分弾ける

これは重要です。いきなり難易度が高いことはせず、まずはペンタなど
少ない情報でも十分弾けることが大事です。
聴いていて安心できる演奏はハイレベルなフレーズを弾くことより
ミスの少ない安定した演奏が出来ることです。
そこから少しずつ自分らしさや、ちょっと難しいと感じるフレーズを取り入れ
レベルアップを図っていけば良いと思います。

③ノンダイアトニックコードの練習になる


この進行は「聴いていて心地よい」と書きましたが、ちょっとだけ細工があります。それは7thコードです。
F#7やG#7といった7thコードが鳴ったとき、一瞬「おっ」って思いませんか?
これの正体は「ダブルドミナント」「セカンダリードミナント」という
緊張感を持たせるコードのせいです。
またノンダイアトニックコードということは、本来なるべき音以外が
鳴っていることになるので、ソロを取る際にスケール外の音を使えるように
なり、アドリブソロなどのヒントになります(今回は割愛)

【まとめ】

Stevie Wonderの楽曲でセッションの定番曲。
シンプルながら心地よい進行。
ペンタでも弾きやすい、でも要所の7thコードが
ポイント。


ぜひこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか??

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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