オーダー課題例:紙立体・プリーツでドレスをデザイン!

Sachi Art

 

課題:紙立体・プリーツでドレスをデザイン!
数回にわたり立体造形をご一緒いただいた生徒さまの作品です♪
とても丁寧な仕事と繊細な指先のコントロールがいつもとても素晴らしく、更なる立体課題として今度は「ドレス作り」をご一緒しました!

紙立体は、デザイン科・建築科などでも基本テクニックとして入試等に取り入れられているものですが、
「ここをこう折れば、こうなるはず」という立体的な思考と、繊細な指先のコントロールが大変難しいものです。今回ご紹介した「プリーツ」という折り方もとても難しいのですが、生徒さまの集中力や技術力のおかげでとても美しい立体が完成しました!
(私自身も何度も失敗しながらのレッスン、ご一緒に粘り強く制作してくださった生徒さまには本当に感謝ばかりです。。!><)


レッスン1:プリーツ折りに挑戦
一枚の紙から立体が立ち上がってくる感動がかなりクセになる紙立体。
今回はファッションデザインにも広げていってみます!


レッスン2:ファッションについて!+デザイン画を描く
服飾学校の制作の様子や、世界的なデザイナーさんの作品を鑑賞しながらファッションについてザザッとおさらい♪
プリーツ構造が立体的で面白いと感じたので、私の私物(ユニクロとmarniのコラボアイテム)も恥ずかしながら^^



レッスン3:デザイン画から立体へ。完成!
立体だとどうしてもテープが貼りにくいところや、デザインを変えなければいけない部分もできてきました。
材料の工夫をしたり、常に新しいアイデアを考え続けながら完成してくださった作品、本当にかわいくてステキなドレスです!素晴らしい作品をありがとうございました!


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ここからは余談になるのですが、例えば。
お子さんが「立体」というものを捉える過程には、大変興味深い考え方の転換があります。
 
人の描き方一つとっても、顔に視点が集中した頭足人から、手足のバランスが整い、横顔や動きのあるポーズが描けるようになったり。
その「人」が周りの建物や木々と比較して、どういった位置関係・視点による奥行きができるかというところまで、絵の中だけでもものすごいスピードで世界の捉え方が変わっていくようです。
 
当たり前のことではありますが、見え方・考え方が劇的に変わるお子さまだからこそ、「今できることよりも少し難しいこと」に挑戦する意義はやはりとても大きいのではないかと思います。

そうした成長過程のことを思いながら、私のレッスンではできるだけ色々なアート分野をご紹介したり、さまざまなモチーフ・画材等を使わせていただくよう務めています。
お子さんにとってインプットが多い方が、レッスンを離れた生活の中でも様々なことに繋がり科学変化が起きる可能性が高いのではないかと考えるためです。

立体図形の描き方を練習することからはじまり、それを応用して建築物のスケッチや、食器や文房具をモチーフに静物画を描いてみたり。
あるいは、図形を展開図として組み立て、今回の紙立体+ファッションなどの工作的な内容で様々な分野に横断してみたり。
 
子どもアートは、アーティストを育てるというよりは、世界をより広く捉えるきっかけになるためのもの。
今できる+挑戦できる自分を誇れるように。
そして自分で考える面白さを体験し、一歩ずつ大人になっていけるように。
そういったお子さんの成長過程に、アートが少しでもお役に立てることがあれば、講師としてこれ以上ない喜びです。

生徒さまの素敵な作品や、新しい課題についてなど、今後また講師コラムにてご紹介予定です♪
もしよろしければぜひご覧ください^o^

Sachi☆


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お知らせ:
アート研究コース
では、生徒さまの「やってみたい!」を最大限に楽しく、掘り下げていただけるよう、
オーダー課題の作成もプログラム内に含まれております♪
算数や理科など他教科に関連する内容も織り交ぜておりますので、小学校ご入学に合わせてや学習の合間などにもぜひ。


This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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