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Cafetalk Tutor's Column

Kei Schönberg 講師のコラム

花の俳句 en français !

2023年3月13日

1月に「雪椿」の写真を撮影したくて、名古屋・東山動植物園を訪れました。その日は大寒波が関西圏をおそい、交通網がストップしたのですが、私の見た星ヶ丘植物園は快晴!

花の俳句:「椿」

フランス語で俳句を詠む練習を始めた時、花の俳句にたくさん挑戦しました。たいていは19世紀・20世紀初頭に生まれた俳人の作品の翻訳に取り組んだのですが、ときに江戸時代の俳句も...


鶯の 笠落としたる 椿かな 

松尾芭蕉 MATSUO, Basho 1644-1694

Le rossignol désinvolte fait tomber la dame camélia. / Kei



椿は花びらが散らず、花ごと落ちます。
これは、落ちる椿を笠にたとえた句なのだそうです。
鶯は本来、梅の花といっしょに登場することがおおいのですが、この句は松尾芭蕉が梅を椿に置き換えたのだそうです。
 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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