どうも!
イタリア語ペラペラ応援団団長ARI T.です!
先日、某大手通訳エージェントから
「2025年大阪万博に関連し、
業務が増えることを想定しています。
つきまして、
お知り合いの通訳者を
ご紹介いただけませんでしょうか」
という内容のメールが来ました。
こういうの、結構あります。
ミラノ万博前にもあったな〜。
もちろんここで云う「通訳者」は、
期間中にパビリオンに立つコンパニオンではなく、
万博に向けた準備段階の、
企業や関連団体や自治体との、
ネゴシエーションに必要となる、
プロの通訳者のこと。
コンパニオンさんは、
外語大の学生さんでもOKな場合が多く、
やりたい人も多いので、
どこかで募集をするとわ〜っと集まる。
だから問題ない。
一方、
急に需要が増えても、
人数に限りがあるプロの通訳者は、
圧倒的に人数が足りない。
そもそも、仕事のパイが少ないので、
少人数で回ってしまうのです。
とはいえ、急な仕事もあります。
そうすると急に人が必要になる。
そういうわけで普段から
「ご紹介いただけませんか」と言われることは、
割とあります。
「え!?紹介制!?」と驚かれると思いますが、
はい、結構、紹介制ですw
一応募集したりもしてるのかな?
でも、
実質、紹介制。
実は私も、
通訳業界に片足を突っ込んで以来、
一度も通訳エージェントに対して、
自分からコンタクトを取ったり、
営業をしたことはないんです。
現在登録している会社のほとんどが、
あれ?全部かも!?
田丸さんに
「亜里ちゃん、◯◯に紹介しておいたから、
連絡きたら登録してね♪」
と言われたところ。
同時通訳者となるとより限られるので、
「やりたくない!」と言ったのに、
「そんなこと言ってちゃだめよ、
あなたがやらなかったら、
誰がやるのよ!
人がいないのよ、やるのよ、
やるわよね?
やるって言って!」
と、強制的に田丸さんに導かれ、
諸先輩方にご迷惑をかけながら、
ご指導を頂きながらやるようになった次第。
そういう通訳エージェントに、
登録希望者がコンタクトを取ると、
エージェントは一旦受け取った後、
誰かしらのところに、
「こういう方、ご存じですか?
登録希望でこういう経歴らしいのですが」
と、問い合わせがきます!
100%とは言わないけれど、
引っかかる点があったら、
誰かのところに連絡がきます。
プロが見ると、
絶対にあり得ない職歴を書いていたり、
絶対にやっていない仕事を書いていたり、
そういうのはすべてバレてしまう世界。
狭い世界です。
ちなみに、
お客様からも、
「◯○さんっていう方、
どうですか?」
と訊かれることあります!
怖い?
怖いかな?
たしかに「紹介」となると、
絶対に間違いのない人しか、
紹介はできません。
同業者のことを下げるようなことは、
言わないのが私のスタイルですが、
遠回しに、
お客様の利益になる意見は言います。
でも、
真摯な姿勢で、
正直に仕事をこなし続けていれば、
怖がることはないし、
むしろ良いシステムでは?と思っています。
事実、
自分のスケジュールが合わない時はどなたかを紹介するし、
逆にご紹介いただくことも普通です。
あ、ちなみに
「大阪万博に向けて」とご連絡を頂いたエージェントには、
この方なら間違いない!という後輩を、
一人紹介しましたよ♪
え?一人?って思いますかね?
まあ、それが現実かな〜。
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