【日本語コラム+音声♪】第38回:日本の部活 ~メリット・デメリット編~

Masumi_

★日本語コラム 第38回
<日本の部活 ~メリット・デメリット編~>


前回は部活とはどんなものかということをご紹介しましたが、
今回は部活のメリット・デメリットについて
詳しく見ていきたいと思います。


日本の学校には運動系から文化系まで、
様々な種類の部活があります。
これらに参加することで、授業だけでは学ぶことのできない
各種のスキルを身につけることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。

また、部活では、学年やクラスの異なる生徒が一緒に活動します。
普段の授業では交流するチャンスのない生徒とも友達になれたり、
先輩に敬意を払うことを学んだり、
後輩に自分の技術や部内のルールを教えたりと、
生徒たちは部活を通してより幅広い人間関係を築いていきます。
個人としてどうあるべきかということに加え、
団体の一員としてどう振る舞えば全体の向上につながるのかということを考える
このような経験は、学校を卒業して社会に出た後も役に立ちます。

さらに、部活をしていると、
学外から来ているコーチなどといった、教師以外の大人と接したり、
試合や大会などで他校の生徒と交流したりする場合があります。
「学校が世界の全て」になりがちな学生にとって、
学校の外の世界との接点が増やせるというのも貴重なメリットの一つです。

このように、部活は生徒の成長に大きく貢献する可能性がありますが、
成果を求めるあまり活動が厳しくなりすぎると、
生徒や教師に過剰な負担をかけてしまうことがあり、
この点はデメリットであると言えます。

練習時間が長すぎたり、週末も休みがなかったりして、
身体の疲労がとれずに生徒の本分である学業がおろそかになったり、
教師のサービス残業・休日労働が常態化したりするなどの問題が起きており、
特に教師の労働環境については長年改善が求められてきました。
2023年度からは本格的な制度改革が始まり、
まずは、部活の顧問の担当を強制することを止めて任意制に変えることで、
過剰な時間外労働が強いられていた状況を
見直すところから取り組みが進められているようです。

・・・・・

今回のコラムはここまで。
次回のコラムでは部活でよく見かける光景、
思わず「あるある」と言ってしまいそうな場面を
紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに♪
それではまたお会いしましょう^^



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\ここから下は読み仮名つき↓↓↓/


★日本語(にほんご)コラム 第(だい)38回(かい)
<日本(にほん)の部活(ぶかつ) ~メリット・デメリット編(へん)~>


前回(ぜんかい)は部活(ぶかつ)とはどんなものかということを
ご紹介(しょうかい)しましたが、
今回(こんかい)は部活(ぶかつ)のメリット・デメリットについて
詳(くわ)しく見(み)ていきたいと思(おも)います。


日本(にほん)の学校(がっこう)には
運動(うんどう)系(けい)から文化(ぶんか)系(けい)まで、
様々(さまざま)な種類(しゅるい)の部活(ぶかつ)があります。
これらに参加(さんか)することで、
授業(じゅぎょう)だけでは学(まな)ぶことのできない
各種(かくしゅ)のスキルを身(み)につけることができるのは
大(おお)きなメリットと言(い)えるでしょう。

また、部活(ぶかつ)では、学年(がくねん)やクラスの
異(こと)なる生徒(せいと)が一緒(いっしょ)に活動(かつどう)します。
普段(ふだん)の授業(じゅぎょう)では
交流(こうりゅう)するチャンスのない生徒(せいと)とも
友達(ともだち)になれたり、
先輩(せんぱい)に敬意(けいい)を払(はら)うことを学(まな)んだり、
後輩(こうはい)に自分(じぶん)の技術(ぎじゅつ)や部内(ぶない)のルールを
教(おし)えたりと、
生徒(せいと)たちは部活(ぶかつ)を通(とお)して
より幅広(はばひろ)い人間(にんげん)関係(かんけい)を
築(きず)いていきます。
個人(こじん)としてどうあるべきかということに加(くわ)え、
団体(だんたい)の一員(いちいん)としてどう振(ふ)る舞(ま)えば
全体(ぜんたい)の向上(こうじょう)につながるのかということを
考(かんが)えるこのような経験(けいけん)は、
学校(がっこう)を卒業(そつぎょう)して
社会(しゃかい)に出(で)た後(あと)も役(やく)に立(た)ちます。

さらに、部活(ぶかつ)をしていると、
学外(がくがい)から来(き)ているコーチなどといった、
教師(きょうし)以外(いがい)の大人(おとな)と接(せっ)したり、
試合(しあい)や大会(たいかい)などで
他校(たこう)の生徒(せいと)と交流(こうりゅう)したりする
場合(ばあい)があります。
「学校(がっこう)が世界(せかい)の全(すべ)て」になりがちな
学生(がくせい)にとって、
学校(がっこう)の外(そと)の世界(せかい)との
接点(せってん)が増(ふ)やせるというのも
貴重(きちょう)なメリットの一(ひと)つです。

このように、部活(ぶかつ)は生徒(せいと)の成長(せいちょう)に
大(おお)きく貢献(こうけん)する可能性(かのうせい)がありますが、
成果(せいか)を求(もと)めるあまり
活動(かつどう)が厳(きび)しくなりすぎると、
生徒(せいと)や教師(きょうし)に
過剰(かじょう)な負担(ふたん)をかけてしまうことがあり、
この点(てん)はデメリットであると言(い)えます。

練習(れんしゅう)時間(じかん)が長(なが)すぎたり、
週末(しゅうまつ)も休(やす)みがなかったりして、
身体(からだ)の疲労(ひろう)がとれずに
生徒(せいと)の本分(ほんぶん)である学業(がくぎょう)がおろそかになったり、
教師(きょうし)の
サービス残業(ざんぎょう)・休日(きゅうじつ)労働(ろうどう)が
常態(じょうたい)化(か)したりするなどの問題(もんだい)が起(お)きており、
特(とく)に教師(きょうし)の労働(ろうどう)環境(かんきょう)については
長年(ながねん)改善(かいぜん)が求(もと)められてきました。
2023年度(ねんど)からは本格的(ほんかくてき)な
制度(せいど)改革(かいかく)が始(はじ)まり、
まずは、部活(ぶかつ)の顧問(こもん)の担当(たんとう)を
強制(きょうせい)することを止(や)めて
任意(にんい)制(せい)に変(か)えることで、
過剰(かじょう)な時間(じかん)外(がい)労働(ろうどう)が
強(し)いられていた状況(じょうきょう)を
見直(みなお)すところから
取(と)り組(く)みが進(すす)められているようです。

・・・・・

今回(こんかい)のコラムはここまで。
次回(じかい)のコラムでは部活(ぶかつ)で
よく見(み)かける光景(こうけい)、
思(おも)わず「あるある」と言(い)ってしまいそうな場面(ばめん)を
紹介(しょうかい)していきたいと思(おも)いますので、
どうぞお楽(たの)しみに♪
それではまたお会(あ)いしましょう^^


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