#169 最近読んだおすすめの本 流れのままに旅をする。GO WITH THE FLOW
カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「最近読んだおすすめの本」のお話です。
今日ご紹介したい本は、『流れのままに旅をする。 GO WITH THE FLOW』。
これは、Bappa Shotaさんというユーチューバーの方が書かれた本です。
私も、ShotaさんのYouTubeをおすすめで見かけて見始めたのがきっかけで、すっかりハマってしまいました。
彼が本を出したと知って、最初は「旅の振り返りかな」と軽く思っていたんですが、
見出しに「人生の挫折」や「旅の後日談」といった言葉があり、興味を持って読んでみました。
1日で読み切れるくらい、とても読みやすい本です。
特に印象に残っているのは、Shotaさんが旅に出る前に「人生のどん底」を経験していたという話。
「ここからさらに落ちることはない」と感じて、前を向こうとした経験が、高校生のときにあったそうです。
そして、初めて海外に行くきっかけになったのは、ハワイに留学していた親戚の一言だったそうです。
当時、挫折を味わっていたShotaさんにとって、その親戚は理解者のような存在。
「お前みたいなやつは海外に行くのがいいよ」と言われ、海外行きを決意したとのことでした。
実際に出発するときには、「日本人とつるむな」「思いっきり遊んでこい」とアドバイスされたそうです。
私自身も、留学を決意した背景には、ハワイに短期留学していたいとこがいたことが影響していて、
直接何か言われたわけではありませんが、環境や人の存在が大きなターニングポイントになるのだと改めて感じました。
Shotaさんは、海外に出ることで何かが変わるかもしれないと、思い切って旅に出たんですね。
たしかに私たちの中には、「海外なんてそう簡単に行けないよ」と思う人もいるかもしれません。
でも、いきなり長期ではなく、数日でも日本を離れてアウェイな環境で過ごすことは、
いろんな気づきを得られる貴重な経験になると思います。
英語ができなければ、全力で伝えようとする。
不便さの中にいるからこそ見えるものがある。
そういった体験が、目を覚ましてくれるような感覚につながることもあるんだなと思いました。
この本を読んで、Shotaさんのことがますます好きになりました。
私はいつも本を読みながらハイライトをしているのですが、
タイトルにもある「GO WITH THE FLOW」という言葉がとても印象的でした。
「流れに身を任せる」という意味のこの言葉、私も大好きなんです。
人生には流れがあって、それに逆らおうとすればするほど、生きづらさが増してしまうこともあります。
もちろん、流れの中で「なんでこうなったんだろう」とマイナスに捉えてしまうこともあるけれど、
それでも「仕方ないな」と受け入れて、次にどう生きていくかを考えることができる。
この言葉は、そんなふうに自分を立て直すきっかけを与えてくれるなと感じました。
本の中には「Sharing is caring(分け合うことは思いやること)」という英語の表現も出てきます。
インドネシアに住んでいる私もこの言葉の意味を実感しています。
インドネシアでは、初めて会った人に親切にしたり、飲み物をおごったり、気軽に助け合う文化があります。
何かを分け合うという行為は、ただの共有ではなく、相手への思いやりの表れなんですよね。
さらに、Shotaさんが旅の中で綴っていた日記には、「be myself(自分らしく)」という言葉が繰り返し出てきたそうです。
日本にいた頃、Shotaさんは人の目を気にして無我夢中でがんばりすぎて、心のバランスを崩してしまった時期があったようです。
でも、「自分のままでいい」と何度も自分に言い聞かせながら旅を続け、さまざまな経験を重ねていく中で、
本当の自分に気づいていったというプロセスが語られていました。
私自身、高校時代に不登校を経験したことがあります。
「自分は他の人と違う」「なんで私だけこんなふうに感じるんだろう」と悩んだこともありました。
でも、その経験を抜け出してみて気づいたのは、「違うって悪いことじゃない」ということ。
だからこそ、今、不登校の子どもたちが増えているこの時代に、
「be myself(自分のままでいい)」というメッセージを伝えていきたいと、私は思っています。
ShotaさんのYouTubeを観ている方や、視野を広げたいと思っている方には、
この本、本当におすすめです。ぜひ読んでみてください。
今日は「最近読んだおすすめの本」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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