カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「「ぶる」のはやめよう」のお話です。
私が持っている本の一冊に、『仕事も人間関係もうまくいく 引きずらない力』という本があります。
住職の方が書かれている本で、おそらくいろんなシリーズがあると思うんですが、
これは昨年日本に帰国した時に、本屋さんでいろんな本を見ていて、手に取って買って帰ろうと思った一冊です。
この本は、目次にいろんなテーマが書かれていて、
1ページぐらいで住職さんが説明をしているスタイルなんですが、
たとえば34項目目に「ぶるのはやめる」というテーマがあります。
かっこいい人ぶる、いい人ぶる、リア充ぶる。
化けの皮はいつかは剥がれる、ということが書かれているんです。
今の時代って、SNSとかがあるので、
一見写真で見たら、この人すごく良い生活しているな、とか、楽しそうだなっていう雰囲気が伝わってきますよね。
発信する側も、その写真一枚で、良い人生を送っているように見せることができます。
でも、これが事実と違っていたら、心がだんだん苦しくなってきたり、辛くなってきたりしますよね。
だからこそ、「すべてにおいて、ぶるのはやめましょう」と書かれているんですね。
これを自分に当てはめてみたときに、
私も何か「ぶってる」ことがあるかもしれないな、と思ったんです。
特に人と会うお仕事をしている方は、こういう傾向があるんじゃないかなと思います。
ちょっと気分が落ち込んでいるけど、クライアントの前では元気そうに振る舞ったり、
笑顔で接したり。
でも、そういうのって、負荷がかかっているときもありますよね。
私自身も人と接する仕事をしているので、もちろん気分が落ち込むときもあります。
クライアントさんには「ちょっと今日は気分が落ちているんです」と言うことはありませんが、
家族や、何でも話せる知人には正直に言うようにしています。
昨日ちょうど、私の唯一の友達と言っていい中学の同級生から連絡がありました。
今月、日本に帰国を予定しているので、「何日だっけ?」というメッセージでした。
すごくうれしかったです。
ちょうど気分が落ちていたので、「連絡くれてうれしかった、ありがとう」と返しました。
すると彼女が「それだったら、いつでも連絡するよ」と言ってくれたんです。
でも私は照れくさくなって、「もういい、大丈夫」なんて返してしまいました。
顔が見えないやり取りであっても、「元気ぶる」のをやめる。
つらいとき、気分が落ちているときは、
そのままの自分を少しでも出してみると、
「素の自分でいられる相手がいるんだ」と気づけることがあります。
「ぶるのはやめる」——
これは本に書かれていた一説ですが、私も大切にしたいと思っています。
もちろん、すべての人に素を見せるのは難しいです。
場の空気を読んで仮面をかぶることもあると思います。
でも、1日20時間ずっと仮面をかぶっていたら、きっとしんどいですよね。
だからこそ、1日の終わりに一人でいる時間や、家族の前など、
部分的にでも「ぶるのをやめて、素の自分でいられる時間」を持ってみてはいかがでしょうか。
今日は「「ぶる」のはやめよう」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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