〜アサヒビールやAWSも被害に〜
最近、「アサヒビール」や「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」といった大企業がランサムウェア攻撃の被害に遭ったというニュースを耳にした方も多いのではないでしょうか。
実はこの問題、企業だけでなく、私たち個人も狙われる可能性があるのです。
ランサムウェアとは?
「ランサム(ransom)」とは英語で“身代金”という意味。
つまり、ランサムウェア=身代金を要求するウイルスです。
感染するとパソコンやスマホ内のデータが暗号化され、開けなくなってしまいます。
攻撃者は「データを元に戻したければお金を払え」と要求してくるという、まさに“デジタルの恐喝”とも言える攻撃です。
被害は企業に限らず、個人でも起こりうるもので、家族の写真や仕事のデータなど、かけがえのない情報が失われるケースもあります。
個人が狙われる理由
「企業が狙われるのはわかるけど、個人は関係ないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、最近はメールやSNSを通じて個人を狙う手口も増えています。
たとえば・・・
・メールの添付ファイルをうっかり開く
・SNSやメッセージアプリのリンクをクリックする
・無料ソフトをインストールしたらウイルスが混ざっていた
こうした日常の“ちょっとした油断”が、感染のきっかけになってしまいます。
オンラインレッスンで気をつけたいこと
オンラインでレッスンを行ったり受けたりする際には、講師も生徒も同じようにセキュリティ意識が必要です。以下のポイントを意識してみましょう。
◆不審なメールやメッセージは開かない
レッスン関連を装った偽メッセージやリンクに注意。
◆ファイルやURLの送受信は慎重に
信頼できる相手・方法でのみ共有を行いましょう。
◆ZoomリンクをSNSや公開ページに載せない
不特定多数に見える場所に載せると、悪意ある第三者が侵入するリスクがあります。
◆パスワードを強固にして、使い回さない
カフェトークのアカウントや、メールはしっかり管理しましょう。
Windows 10を使い続けるリスク
Windows 10は、2025年10月14日をもってサポートが終了しました。
これはつまり、セキュリティ更新が行われなくなったということです。
その結果、次のようなリスクが発生します:
・新しいウイルスやランサムウェアへの防御ができない
・セキュリティソフトが正常に機能しなくなる可能性
・オンラインレッスン中に不正アクセスを受ける危険性が高まる
安全にインターネットを利用するためには、Windows 11などサポート中のOSへの移行が重要です。
古い環境のままでは、自分だけでなく、相手にも影響が及ぶことがあります!
日常でできるランサムウェア対策まとめ
・OS・アプリ・セキュリティソフトを常に最新に保つ
・怪しいリンクや添付ファイルは開かない
・大切なデータはクラウドや外付けドライブにバックアップ
ほんの少しの知識と意識で、被害を防ぐことができます。
ランサムウェアは、もはや企業だけの問題ではありません。
オンラインでやり取りをする私たち一人ひとりが、「自分のデータは自分で守る」意識を持つことが大切です。
安心してレッスンを楽しめるように、今日からできるセキュリティ対策を始めてみましょう。
・・・さて、私も手作りレッスンテキストがなくなっちゃうと困るので、今から、OneDriveとiCloudにダブルでバックアップを取っておきます。
MicrosoftもAppleも狙われないとは限らないので、大切なデータは、複数のクラウドや、外付けHDDやUSBメモリなどにバックアップしておくと良いです!
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