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安心を追いかける毎日から抜け出す―前編パートⅡ

Yuki.Kyoto

こんにちは。

人間形成の場、エンパワラボの有岐です。

皆様いかがおすごしでしょうか?

 

今回は、前回の続きです。

 

恋愛、家族や仕事での人間関係で、

「いつも結局私が悪い」

「私のせい?」

 

心の底に「罪悪感」をひそかに抱えている・・・

実は私もそうだったんです。

 

安心を求めるのはなぜか?

不安の正体。

怖れの仕組み。

 

 

そして・・・

 

脳のネガティブバイアス。

これが

不安になる → 安心を探す → また不安になる・・・

 

グルグル、いつも回り続ける原因だということでしたよね。

 

では、実際にあなたの日常でどんなことが怒っているのか?

具体的に見ていくと「なるほど」と感じると思います。

 

これを読み終わる頃には、自分への「見方」が変化して、

脳の支配の外側に出て、もう同じことを繰り返す今までの自分から卒業です。



            

 

第3章:関係性の不安(恋愛・試す行動)

 

人間関係、特にに親しい人との関係で、こんな行動をしていませんか?

 

「返信が少し遅い」、「反応が淡泊」「案となく距離を感じる」「相手が忙しそうにしている」 

 

そう感じた時、そこで相手を試すような行動 に出てしまいます。

例えば・・・

  • 返信を遅らせる

  • 少し意地悪なことを言う

  • 拗ねてみる

  • 相手の反応を試す

これは脳が 「自分は見捨てられるかもしれない」 と判断し、安心を得るための確認行動をあなたに取らせているのです。

しかも、たとえ相手から安心のサインをもらっても、脳はすぐに次の恐れを探し、確認行動を続けます。

 

つまり、返事が来なかったり、反応が淡泊だと、

脳は一瞬でこう判断します。 

 

「つながりが弱くなって、私は見捨てられるかもしれない。」 

 

そして、安心を得るために「相手は本当に自分を大切に思ってくれているか?」の確認行動を取るように指示を出します。 

そして厄介なことに、たとえ、安心のサインを相手からもらっても、脳の“警報システム”はすぐに次の恐れを探します。 

 

「今日は優しいけど、明日はどうだろう?」
「本当に心から思ってくれているの?」

 

不安になる → 安心を探す → また不安になる、このループの罠に落ちてしまうのです。

 

 

★★★

安心を得てもすぐに不安が戻るのは、

脳には「完全な安心」の設定がない からなのです。

 
 
しかも、不安がエネルギー源のために、
安心が返ってこないと確認行動はエスカレートしてしまう特徴があります。 
 
さあ、心で何が起こっているのかを深く見ていきましょう。
 
?「愛されない」と感じたとき、心の奥で起きていること

 

「自分はやっぱり愛されないんだ。」
 「私の安心できる場所はない。」

そう思いながら、ずっと“居場所”を探し続けてこなかったでしょうか?

 

 

もしかしたら、
愛されたいがゆえに確認を求めたり、自己犠牲でつなぎ止めたり…
そんな行動を繰り返してしまったのかもしれません。

 

そして気づけば、
心の毎日が綱渡りのように感じる。

でも、

このあなたのこの行動、実は脳の仕業なんですよ。 

 

相手から

「うざい」

「めんどくさい」

と言われて、悲しみの中で沈んだあと、

少しやさしくされるだけで、それにすがりつきたくなる。 

 

そんな関係性の中で、人はいつのまにか

相手への“心の奴隷”になってしまうことがあります。

 

 

?安心が欲しい理由は、ただひとつ

 

日常の衝突の中で、「相手のやさしさ」を求めても得られず、

試して傷ついて、心が壊れていく。

 

その根っこにあるのは、

 

安心=存在の証明が欲しいからです。

 

「あなたはここにいていいよ」

「あなたは存在しているよ」

「ちゃんと見ているよ」

そんな深い安心のサインを、心は求めているんです。

 

 

?人が本当に求めているものは、 “エネルギーの循環”

 

相手から 

・返事がある 

・微笑み返される 

・名前を呼ばれる 

・気にかけられる ・・・・

 

そんな小さなサインで、
人は

「私は存在を受け止められている」

と感じるのです。

 

私は、やっぱり人は食べ物やお金だけでは生きられないと思うんです。

エネルギーです。

 

孤独な自分が相手からエネルギーを受け取ることで「安心」が生まれて、
そこから湧いた「喜び」をまた相手へ渡す

 

そんな循環が生まれたときに、心は本当に満たされて、
「生きるエネルギー」が自然と湧くのだと思うんです。

 

受け取る→渡す、この循環。

エネルギーは、科学的にも循環することで膨らんで大きくなることがわかっていますよね。

実は、「氣」も同じ仕組みなのです。 

 

氣を相手に送るときは、まず相手の氣を感じるところから始まります。

氣を感じると、
言葉では表現できない相手の心の状態が
私の中に“入ってくる”のです。

  • 弱さなら 軸の強さ を

  • 緊張なら 弛緩 を

  • 動揺なら 安定 を

凹んだところを補うように、そっと氣を注いでいく。

 

泥水に清水が少しずつ混じれば、自然に澄んでいく。

 

氣の世界もまったく同じです。

こちらの

 「やったるで!」

という押しつけの氣は、相手の内側までは届かない。

そこには変化は起きません。

 

変化はいつも
“共鳴”から生まれるのです。

 

 


第4章:社会構造と不安 

?コロナ後の世界で、なぜ私たちはこんなにも息苦しいのか?

 

コロナによる外出制限のあと、社会はより制度化され、私たちはいつの間にか

“見えない抑圧”の中で閉塞感を抱いています。
 

・成果でしか承認されない――評価中心主義
・失敗を許さず自由を潰す――規則・マニュアル優先
・個を無視した標準化・効率化
・過剰な監視や情報管理

 

特に、この過剰な監視は、脳を
いつも“警報モード”にしています。

 

つまり今の社会構造そのものが、安心できない仕組みになっているのです。

 

不安の根っこはいつも、

「予測不能への恐れ」です。 

 

脳は「予測できるもの」に安心します。 
逆に、未来がぼんやりしていると、とたんに不安になり、

答えを求めて検索し続けるマシンに変身してしまいます。

 

この人はどう思っているのか 

自分はここで必要とされるのか 

仕事はどうなるのか 

家族はどう変わっていくのか・・・・ 

 

そして――ここが一番重要です。

 

脳には、“安心を満たして終了”という設計が存在しないのです。

 

脳は常に、

 

もっと安心か?
本当に大丈夫か?
次のリスクは?

と確認し続けるようにできているのです。

 

だからこそ、“安心が欲しいのに、手に入れてもすぐ不安になる” 

という矛盾が起きるのです。 

これは、あなたの性格とは関係なく、脳のデフォルト設定なのです。 

 

 

?「頭の中が渋滞する」本当の理由

 

もし今、あなたの思考が常に渋滞しているなら、
それは異常ではありません。
脳が「外側の危険の監視役」をやめられずにいるだけです。 

 

 

では、どうすればその監視を止められるのか?  

答えは驚くほどシンプルです。

 

外側に向けていたアンテナを、
そっくりそのまま“内側”に向ければいいんです。

 

脳は不安を作ることはできても、安心は作れない。 
安心を作れるのは、身体だけ。 

 

あなたの内側には、 
脳が手出しできない領域があります。 
そこに触れた瞬間、

 

不安は自然と静まってくるのです。 

 

その入口こそが──呼吸。 

 

 

次回は、 
あなたの内側に眠ったままの“潜在する可能性”  。 

その秘密をひらいていきましょう。 

 

本日も最後まで読んで頂き、

本当に有難うございました。

いつも感想を頂き感謝しています。

 

皆さんがどんな事を知りたいのか、コメント下さいね!

氣功師の有岐でした。

 

人間形成の場「エンパワlabo」

 

まずは#01「チャクラの開眼」で氣を」体験してみて下さい?

            

 


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